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世界最高の右ウイングは誰だ! RWG能力値ランキング6位~10位。覚醒したドリブラーにアーセナル史上最高額の男も!(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:RBライプツィヒの中心的存在

マルセル・ザビツァー
マルセル・ザビツァーの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:マルセル・ザビツァー(オーストリア代表/RBライプツィヒ)
生年月日:1994年3月17日(26歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
今季リーグ戦成績:25試合出場/8得点6アシスト ※5月11日時点


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 若き智将ユリアン・ナーゲルスマンが指揮官に就任したことで、ますます注目度が高まりつつあるRBライプツィヒ。そんな同チームにおいて中心的存在として活躍しているのが、このマルセル・ザビツァーである。オーストリアの年間最優秀選手賞にも輝いた実績を持つ同選手は今季、チャンピオンズリーグ(CL)という大舞台でも存在感を強めており、ラウンド16の2ndレグではトッテナムから2ゴールを奪ってクラブ史上初となるベスト8入りの立役者となった。その活躍ぶりにはアーセナルやトッテナムが注目するなど、今ノリに乗っている存在だ。

 ウイングだけでなく、トップ下やインサイドハーフも務めることができるザビツァーは、チャンスメークに長ける選手である。「パス」は長短問わず正確で、味方の動きを見逃さずピンポイントでボールを送り届けるクロスの精度もピカイチだ。キープ力も抜群で、一度足下にボールを収め、相手を一枚剥がしてから味方を活かすことも可能である。ミドルシュートの威力も抜群と、キック精度に関しては目を見張るものがあると言えるだろう。

「スピード」は飛び抜けたものではないが、「ドリブル」のキレ味は確かなものがある。広がっているスペースへ果敢に飛び込んでいけるため、チーム全体のラインをグッと押し上げることも可能だ。そして、ここ最近は得点力もしっかりと向上。今季はすでにリーグ戦で8得点を記録しているが、これはドイツ・ブンデスリーガにおけるキャリアハイを更新する勢いである。ますます怖い存在となってきているのは、明らかだ。

「ドリブル」、「パス」、シュートのすべてに長けるザビツァー。それでいてオフ・ザ・ボール時の動きが冴え、ライプツィヒには欠かせないハードワークも怠らないなど、非常に穴の少ない選手であるがわかる。“派手さ”という意味では他の並み居るアタッカーの選手にやや劣るが、間違いなくワールドクラスの存在だ。

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