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世界最高のボランチは誰だ! 守備的MF能力値ランキング1位~5位。カゼミーロを抑えて頂点に君臨したのは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:トップは万能型MF

ヨシュア・キミッヒ
ヨシュア・キミッヒの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ヨシュア・キミッヒ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1995年2月8日(25歳)
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:24試合出場/2得点6アシスト


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 守備的MFランキングのトップに輝いたのは、バイエルン・ミュンヘン所属のヨシュア・キミッヒだ。ドイツ代表のレジェンドであるフィリップ・ラームの「後継者」と称される同選手は、代表でもクラブでも不動の地位を築き上げている存在で、サイドバックやセンターバックもこなす万能型プレーヤーである。前回はサイドバック部門での選出となったが、今季はバイエルンで中盤底での起用が大半を占めているため、守備的MFランキングでの選出となっている。

 そんなキミッヒは「パスセンス」が非常に高い選手である。視野が広く、ファーストタッチの柔らかさがあるため、味方に素早くかつ的確にボールを渡すことを可能としている。ボランチとして起用された際は最終ラインからボールを引き出して攻撃を組み立て、サイドバックとして出場した際は精度の高いクロスでチャンスを演出するなど、様々な場面で高質なキックは猛威を振るっている。まさにワールドクラスだ。

 そして豊富なスタミナ、危機察知能力の高さ、ポジショニングの良さ、ボール奪取の上手さを兼ね備えるなど「IQ」や「守備力」も非常に高い選手。身長は176cmと特別大柄なタイプではないが、球際では簡単に負けない「フィジカル」の強さもあり、「空中戦」でも脆さを見せないのがキミッヒの魅力的なポイントだ。様々なポジションをこなすユーティリティー性も含め、25歳にして類稀なる才能を持っている存在と言えるだろう。

 キミッヒの能力値を見てみると、70台を下回ったものがないのがわかる。それだけ穴の少ない選手であるということだ。能力全体の平均値を主軸とする同ランキングでトップに立つのは、必然とも言える結果になった。

【了】

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