フットボールチャンネル

世界最高のボランチは誰だ! 守備的MF能力値ランキング1位~5位。カゼミーロを抑えて頂点に君臨したのは?(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。※成績は4月1日時点

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:ユベントスの司令塔

ミラレム・ピャニッチ
ミラレム・ピャニッチの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ミラレム・ピャニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表/ユベントス)
生年月日:1990年4月2日(30歳)
市場価格:6500万ユーロ(約78億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/3得点4アシスト


【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 守備的MF能力値ランキングの5位に入ったのは、ボスニア・ヘルツェゴビナが生んだ世界屈の司令塔だ。フランスのFCメスでプロデビュー後、リヨン、ローマと順調なステップアップを果たした同選手は、2016年にイタリア王者ユベントスに加入。自身のアイドルであるジネディーヌ・ジダンがかつて身に付けた「背番号5」を継承した男は、加入1年目から主力として活躍し、チームのスクデット獲得などに大きく貢献。現在も不動の存在として印象的なパフォーマンスを見せ続けている。

 そんなミラレム・ピャニッチ最大の武器は「90」という数値を記録した「パス」だ。左右両足から放たれるボールは抜群の正確性を誇っており、ロングパスでもショートパスでも違いを生み出すことを可能としている。相手のプレッシャーを受けても常に冷静さを保つことができる選手でもあり、ゲームメイクの上手さはもちろん、ゴール前でのアイデアも非常に豊富。パスセンスに加え「IQ」も非常に優れた選手と言えそうだ。

 もちろん、ボールを巧みに操る「テクニック」の高さも十分。ボランチのポジションは一つの判断ミスが命取りになることもあるが、ピャニッチは不用意なボールロストを犯すことが比較的少ない選手とも言える。また、フリーキックの精度もピカイチ。この点に関しては、間違いなく世界でもトップレベルのものがある。これだけ多くの武器を持つ同選手はまさに、現在の「セリエA最高のレジスタ」と言えるだろう。

 一方で単純な「スピード」や「空中戦」に関しては凡庸。数値を大きく伸ばすことができなかった。ただ、それでも守備的MFランキングでトップ5入りを果たしたのはさすがと言うべきで、いかにピャニッチの“技術”が高いかを示す結果になった。

【次ページ】4位:マンCの新戦力

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top