ブラジル代表、GKの系譜。稀代のPKストッパーから新世代の絶対守護神まで…ゴールに鍵をかける番人たち

現在のブラジル代表では、アリソンとエデルソンが超ハイレベルな正守護神争いを繰り広げている。だが、それもここ数年のこと。それまでにもワールドカップ優勝5回を誇るサッカー王国の歴史を作ってきた偉大なGKたちがいた。おなじみのカナリアイエローのユニフォームを着ることはない、ピッチ上でたった1人だけ手を使える特別な役割を担ってきた名手たちの系譜を振り返る。

2020年06月04日(Thu)7時15分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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イタリアW杯(1990)〜フランスW杯(1998)

タファレル
【写真:Getty Images】

タファレル
生年月日:1966年5月8日
個人成績(1990):4試合出場/2失点
個人成績(1994):7試合出場/4失点
個人成績(1998):7試合出場/9失点


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 インテルナシオナルで1984年にプロデビューを果たし、ブラジル代表初キャップは1988年に刻んだ。そして1990年のイタリアワールドカップで初めて世界の舞台に立つと、ベスト16に終わったものの4試合に出場して評価を高める。この大会直後にパルマへ移籍して欧州進出を果たし、イタリアでプレーする初のブラジル人GKとなった。

 レッジャーナ時代の1994年に挑んだアメリカワールドカップでは、全7試合でゴールマウスを守ってブラジル代表の優勝に大きく貢献した。特にPK戦までもつれたイタリア代表との決勝では、フランコ・バレージやロベルト・バッジョのミスを誘い、ダニエレ・マッサーロのPKも止めて見せた。ここでタファレルは世界的なPKストッパーとしての評価を確立する。

 1995年のコパ・アメリカ終了後はしばらくブラジル代表から遠ざかったものの、フランスワールドカップの1年前に呼び戻され、自身3度目の大舞台で2大会連続の決勝進出の立役者となる。決勝ではフランス代表に敗れてしまったが、準決勝のオランダ代表戦ではPK戦でフィリップ・コクーとロナルド・デ・ブールのシュートを止め、PKストッパーの健在ぶりを示した。

 ワールドカップでは3大会で計18試合に出場し、2度の決勝進出、アメリカ大会の優勝と約10年にわたって一時代を築いた。ブラジル代表では通算101試合に出場という偉大な成績を残している。そして、現在は同代表でチッチ監督のもと、GKコーチを務めてアリソンやエデルソンらを指導している。

●1994年アメリカW杯決勝・イタリア戦の先発メンバー

▽GK
タファレル

▽DF
ジョルジーニョ
マルシオ・サントス
アウダイール
ブランコ

▽MF
マウロ・シウバ
ドゥンガ
マジーニョ
ジーニョ

▽FW
ベベット
ロマーリオ

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