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世界最高のゴールキーパーは誰だ! GK能力値ランキング6位~10位。マンU最後の砦に“タランチュラ”も(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:レアル2年目で再び評価を高める男

ティボー・クルトワ
ティボー・クルトワの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

GK:ティボー・クルトワ(ベルギー代表/レアル・マドリー)
生年月日:1992年5月11日(28歳)
市場価格:4800万ユーロ(約57.6億円)
今季リーグ戦成績:24試合出場/16失点(無失点12試合)


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 ロシアワールドカップでベルギー代表を3位に導いた男は、昨季にレアル・マドリーへ加入。しかし、いきなりケイラー・ナバスからポジションを奪取したものの、チームが不調に陥ったことで自身も批判の的に。大きな評価を得るには至らなかった。それでも、マドリー2年目の今季は周囲の雑音を消し去るようなハイパフォーマンスを披露中。白い巨人の正守護神として、再びその存在価値を高めていると言えるだろう。

 ティボー・クルトワは身長199cm・体重96kgと、他の並み居るGKと比較してもトップクラスの体躯を誇っている。その長身を活かした「ハイボール」処理の安定感は抜群で、セットプレー時などはほとんど大きなミスを犯さない。ここは大きな武器と言えるだろう。また、「ハンドリング」にも長けており、周囲の状況を瞬時に確認してボールを的確に味方へ配給。ロシアW杯の日本代表戦ではクルトワが起点となり、高速カウンターへ繋がった。

 もちろん、長い手足を活かした「セービング」もピカイチ。長身+跳躍力を活かして、片手でシュートストップを見せることも少なくない。「タランチュラ」の異名は伊達ではないと言えるだろう。また、1対1の場面では的確な「ポジショニング」を取り、身体を大きく広げることで攻撃手を無力化。かなりシュートコースが狭められるので、対峙する選手からすると非常に厄介だ。

 一方、「キック」や「テクニック」は凡庸と言えるだろう。無理にボールを繋ぐのではなく、セーフティーなプレーを選択する印象が強い。まさに、クラシカルなGKだ。

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