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世界最高のゴールキーパーは誰だ! GK能力値ランキング16位~20位。孤軍奮闘するアーセナルの救世主が登場(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。※成績は4月1日時点

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

20位:ドルトムントの守護神

ロマン・ビュルキ
ロマン・ビュルキの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

GK:ロマン・ビュルキ(スイス代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:1990年11月14日(29歳)
市場価格:1100万ユーロ(約13.2億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/31失点(無失点9試合)


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 スイスの強豪であるヤング・ボーイズの下部組織で育った29歳の守護神。レンタル移籍を繰り返しながらグラスホッパーで定位置を掴み、その後フライブルクでも活躍を見せ、2015年にボルシア・ドルトムント移籍を掴み取った選手だ。同クラブでは加入1年目から主力としてプレー。今季は怪我の影響で数試合を欠場したものの、ピッチに立てば安定したパフォーマンスを発揮しており、最後尾からチームを支えている。

 そんなロマン・ビュルキは、シュートストップに絶対的な自信を持つ選手だ。とくに、至近距離弾にめっぽう強く、決定的な場面でも確実な技術でボールを弾き返すことを可能としている。今季も絶体絶命のピンチを何度か救ってきた。また、ビュルキはアジリティと状況判断力を兼ね備えており、それらの能力を活かして発揮する「ポジショニング」の良さにも定評が。至近距離弾に強いのは、こうした部分も要因と言えるだろう。

 身長187cm・体重85kgの体躯を誇るビュルキは「ハイボール」処理の安定感も十分。セットプレー時にも冷静なプレーを発揮できるのは大きな強みと言える。そして、身体を横に倒してボレー気味に繰り出すパントキックも非常に魅力的。ロケットのような素早いボールは、とくにカウンター時に大きな効果を示す。縦に速い攻撃を基本とするドルトムントに非常にマッチすると言えるだろう。

 課題を挙げるとすれば、ビルドアップ時の判断力だろうか。ボールを持ちすぎてしまう場面が見られ、最後は冷静さを失って大きなミスを犯すこともしばしば。徐々に改善されつつあるとはいえ、やはりこのあたりは低評価とせざるを得ない。

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