フットボールチャンネル

19/20プレミアリーグワーストイレブン。低迷アーセナルからは最多の…期待を裏切った選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

二コラ・ペペ
【写真:Getty Images】

二コラ・ペペ(コートジボワール代表/アーセナル)
生年月日:1995年5月29日(25歳)
市場価格:5200万ユーロ(約62億4000万円)
今季リーグ戦成績:31試合出場/5得点6アシスト


【今シーズンのプレミアリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 昨季、リールでリーグ戦22得点11アシストとセンセーショナルな活躍を見せたアタッカーは、数多くのビッグクラブに興味を示されながらもアーセナルに加入。8000万ユーロ(約94億円)という移籍金はクラブ史上最高額となっており、アレクサンドル・ラカゼットやピエール=エメリク・オーバメヤンらとどのような破壊力を示すのかには大きな注目が集まった。

 ところが、二コラ・ペペは出場機会こそあったものの、ほとんど結果を残せず苦戦。ノーインパクトなまま終わった試合も少なくなかった。最終的にペペはプレミアリーグ参戦1年目ながら31試合に出場したものの、ゴールネットを揺らせたのはわずかに5回。監督交代などもありフィットするのが難しかった点は否めないが、高額な移籍金に見合わぬ結果であることも事実だ。

モイーズ・キーン
【写真:Getty Images】

モイーズ・キーン(イタリア代表/エバートン)
生年月日:2000年2月28日(20歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
今季リーグ戦成績:29試合出場/2得点2アシスト

 イタリア代表の未来を担うであろうストライカーは、昨季セリエAわずか13試合の出場ながら6得点をマーク。評価を着実に伸ばしていた。そんな中、同選手はさらなる出場機会を求めてユベントスからエバートンへ加入。驚異の身体能力を誇る逸材FWが、プレミアリーグという舞台でどのような活躍を見せるのかは、大きな注目ポイントであった。

 しかし、この移籍は「失敗」。モイーズ・キーンはチームにまったくフィットできず、第17節のマンチェスター・ユナイテッド戦では途中出場で途中交代を命じられる屈辱も味わっている。結局、同選手は今季わずか2得点しか挙げることができず、合計出場時間もたったの834分となった。また、ロックダウン中には自宅でパーティーを開催し、クラブから激怒されるなど、散々なシーズンであった。

ジョエリントン
【写真:Getty Images】

ジョエリントン(ブラジル/ニューカッスル)
生年月日:1996年8月14日(23歳)
市場価格:2000万ユーロ(約24億円)
今季リーグ戦成績:38試合出場/2得点2アシスト

 ホッフェンハイムからクラブ史上最高額となる4000万ポンド(約53億円)でニューカッスルに加わったブラジル人ストライカーも、サポーターの期待を裏切った。第3節のトッテナム戦でプレミア初得点をマークしたものの、それ以降はまったくゴールが奪えず。リーグ再開初戦でようやく2得点目を挙げたが、それ以降は再び沈黙し、得点力不足を露呈したままシーズンを終えた。

 ジョエリントンはプレミアリーグ初参戦ながら全試合に出場したものの、合計シュート数はわずか38本。単純計算でいくと1試合に1本のみという結果だ。サロモン・ロンドンの抜けた穴を埋めるには至らなかった。ニューカッスルは今季、最多得点者がMFのジョンジョ・シェルビー(6得点)と深刻なゴール不足に悩んだが、ジョエリントンはその一因になってしまったと言わざるを得ない。

【次ページ】フォーメーション

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top