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19/20プレミアリーグワーストイレブン。低迷アーセナルからは最多の…期待を裏切った選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF

ソクラティス・パパスタソプーロス
【写真:Getty Images】

ソクラティス・パパスタソプーロス(ギリシャ代表/アーセナル)
生年月日:1988年6月9日(32歳)
市場価格:1450万ユーロ(約17億4000万円)
今季リーグ戦成績:19試合出場/2得点0アシスト


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 ボルシア・ドルトムントでレギュラーとして活躍していたギリシャ代表DFは、昨季にアーセナルへ加入。ベルント・レノと同じく、守備の立て直しを期待されての補強だった。そして、プレミアリーグ参戦1年目は怪我の影響もあったものの、CBのファーストチョイスとして25試合に出場。チームをヨーロッパリーグ(EL)出場へと導いていた。

 今季も守備陣の中心として開幕からフル出場を継続。スタートは悪くなかった。しかし、ミケル・アルテタ監督就任後は出場機会が大幅に減少。リーグ再開後に関してはピッチに立つことが一度もなかった。選手本人はシーズン途中に「自分が幸せでないと感じれば、出ていくつもり」と発言。アーセナルで迎えた2年目は非常に苦いものとなった。

ヤン・フェルトンゲン
【写真:Getty Images】

ヤン・フェルトンゲン(ベルギー代表/トッテナム)
生年月日:1987年4月24日(33歳)
市場価格:1450万ユーロ(約17億4000万円)
今季リーグ戦成績:23試合出場/1得点1アシスト

 ベルギー代表のベテランDFは昨季、チームをチャンピオンズリーグ(CL)決勝に導くなど、守備の中心的存在として大きく奮闘していた。しかし、今季は開幕戦でベンチ外となるなどスタートダッシュに失敗。その後も怪我などがあってコンスタントに出場機会を得ることができず、やや不完全燃焼に終わってしまった。

 今季のプレミアリーグでフル出場を果たせたのはわずかに16試合。近年は負傷離脱の多さも目立ってきているなど肉体面の衰えを隠しきれていない印象も強く、ジョゼ・モウリーニョ監督からの信頼をガッチリ掴むには至らなかった。そんな同選手は先日、8年間を過ごしたトッテナムを退団することを発表。イングランドで彼のプレーを見るのは今季が最後となるかもしれない。

ジョアン・カンセロ
【写真:Getty Images】

ジョアン・カンセロ(ポルトガル代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年5月27日(26歳)
市場価格:3600万ユーロ(約43億2000万円)
今季リーグ戦成績:17試合出場/0得点0アシスト

 ダニーロ+2800万ユーロ(約33億円)のトレードという形でユベントスからマンチェスター・シティに加わったポルトガル代表DF。プレミアリーグ参戦1年目はますます存在感を増すカイル・ウォーカーを脅かす選手になるのでは? と期待されたが、結果は残念なものに。レギュラーの座を掴むことはおろか、ウォーカーの地位を揺るがすことすらもできなかった。

 ジョアン・カンセロはリーグ戦わずか17試合出場でシーズンフィニッシュ。そのうちフル出場を果たせたのはわずか11試合のみとなった。超攻撃的な姿勢は目立ったものの、やはりフィジカル面や守備面での強度はまだまだプレミアリーグのレベルに到達していなかったと言える。このパフォーマンスの影響なのか、わずか1年でのシティ退団も噂されている。

バンジャマン・メンディ
【写真:Getty Images】

バンジャマン・メンディ(フランス代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年7月17日(26歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33億6000万円)
今季リーグ戦成績:19試合出場/0得点2アシスト

 モナコで頭角を現したバンジャマン・メンディだが、マンチェスター・シティ加入後は苦戦続き。1年目は怪我の影響でリーグ戦はわずか7試合の出場。2年目も同じく怪我の影響でリーグ戦10試合の出場に留まっている。そして、勝負のシティ3年目となった2019/20シーズンも、メンディのパフォーマンスレベルはほとんど上がりきらなかった。

 負傷のため開幕5試合を欠場すると、その後もスタメンとベンチを繰り返すなどコンスタントに出場機会を得られず。ピッチ内での貢献度もあまり高いとは言えず、今季は失点に直結するミスを2度も犯してしまった。怪我による離脱期間はシティ加入以降最も短かったが、このままのパフォーマンスレベルでは同クラブでの未来はないだろう。

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