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久保建英、移籍の可能性をラ・リーガ全クラブで考察(1)。レアル復帰には障壁、怪物ロナウドが所有するクラブが打診?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ビジャレアル

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【写真:Getty Images】

リーグ戦:5位(勝ち点60、18勝14敗6分)
スペイン国王杯:準々決勝敗退
監督:ウナイ・エメリ(1年目)
同ポジションの選手:サムエル・チュクウェゼ

 昨シーズン14位に沈んだビジャレアルは、ラウール・アルビオル、アルベルト・モレーノ、ルベン・ペーニャと実績のある選手を獲得。中位をさまよい続けたが、リーグ戦再開後は6戦無敗をマークして上位に食い込み、5位でUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保している。

 ゴールマウスを守るセルヒオ・アセンホから18得点をマークしたジェラール・モレノまで、各ポジションに実績のある選手が並ぶ。サンティ・カソルラは今シーズン限りで退団するが、前線には今冬に加入したパコ・アルカセルやベテランのカルロス・バッカが控えている。

 来季の監督就任が決まったウナイ・エメリは、アーセナル時代に若い有望株を積極的に起用した。ブカヨ・サカ、ガブリエウ・マルティネッリらはエメリの下でブレイクしている。ビジャレアルの監督交代は久保の成長の追い風になるかもしれない。

 ビジャレアルは久保を含めたレアルの若手アタッカーに興味を示していると言われている。ただ、それが実現するとすればサムエル・チュクウェゼの去就次第だろう。ナイジェリア代表でもプレーする21歳のチュクウェゼは、今季リーグ戦35試合に出場し、3得点2アシストをマーク。アリエン・ロッベンを彷彿とさせるプレースタイルで、ビッグクラブが関心を寄せている。

 もし、チュクウェゼが移籍すれば、右サイドハーフが空く。そのとき、ビジャレアルの久保が誕生する可能性が生まれるかもしれない。

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