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欧州各国クラブ、主要移籍まとめ。新天地を求めた選手の能力値を紹介、今回はこの5人(6)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ツィエクの後釜

アントニー
アントニーの能力値や19/20リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:アントニー(ブラジル)
生年月日:2000年2月24日(20歳)
市場価格:1800万ユーロ(約21.6億円)
19/20リーグ戦成績:29試合出場/4得点6アシスト(サンパウロ)
移籍先:サンパウロ→アヤックス
移籍金:1575万ユーロ(約18.9億円)


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 オランダの名門アヤックスは若手の育成に定評のあるクラブとしても有名だ。近年ではマタイス・デリフトやフレンキー・デヨングがビッグクラブへと羽ばたいており、現在もドニー・ファン・デ・ベークやダビド・ネレスといった将来有望な選手たちが奮闘している。

 そんなアヤックスに新たな逸材が加わった。20歳のアントニーである。東京五輪の南米予選でも主力として活躍した同選手は、オランダの名門と2025年までの5年契約を締結。移籍金は1575万ユーロ(約18.9億円)となっており、活躍次第では2175万ユーロ(約26億3000万円)まで上昇するようだ。

 左利きのアントニーはとにかく「テクニック」に優れている。魔法をかけているかのようにボールを操り、敵を欺くトリッキーなプレーを披露して違いを創出。「スピード」も十分なレベルにあり、意外性のあるラストパスも光る。チェルシーへ去ったハキム・ツィエクの後釜として期待されているが、まさに同選手を彷彿とさせるような存在と言えるだろう。

 アントニーはプレシーズンマッチのRKCワールワイク戦で2ゴール、さらにザルツブルク戦でも得点を挙げているなど、早くもその才能の高さを示している。新シーズンに向け、期待値は十分と言えるだろう。

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