菅原由勢
【写真:Getty Images】

 日本代表は現地9日に国際親善試合でカメルーン代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。

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 後半も終盤の86分、疲れが見えていた左ウィングバックの原口元気に代わって菅原由勢が投入された。オランダ1部のAZアルクマールでプレーしている20歳のDFにとって、これが日本代表デビューとなった。

 今回、欧州組のみで構成された日本代表における唯一の初招集選手でもあった菅原は、そのまま原口が務めていた左ウィングバックに入って試合終了までプレー。短い時間ではあったが自身のキャリアに大きな一歩を刻んだ。

 試合後、森保一監督は菅原を左ウィングバックで起用したことについて「彼自身、いまはAZの練習の中で左サイドをやっている話を聞いていました」と語った。もともと守備のユーティリティプレーヤーで、日本時代はセンターバックや両サイドバック、ボランチでもプレーした経験を持っているため、左サイド起用も不思議ではない。

 決して最も得意とするポジションでの抜てきというわけではなかったが、「0-0の状況で、試合を落とさないために、さらに勝つために、緊張感のある中でプレーしてもらえたことは彼の成長につながっていけば」と森保監督は今後の成長に期待を寄せた。

 菅原がこれから日本代表に定着していくためには、まずAZでレギュラーポジションを獲得することが重要になる。右サイドバックとしてはヨナス・スヴェンソンの牙城を崩せずにいるが、新たに試されているという左サイドでどんな魅力を発揮できるだろうか。

「AZでのシーズンを送る中で、試合の出場時間、機会ともにそれほど多くないですし、代表としてプレーするという部分では、他に結果を出している選手がいる中で、こうやってプレーできたということ、今回の招集条件等々もあって代表としてプレーできたことは、彼自身持っている、ラッキーだと思っていると思います。それを生かしてもらって、今後の成長につなげてもらえればと思っています」

 森保監督はこのようにエールを送る。すでに兼任している東京五輪世代のU-23代表にも招集経験があり、信頼は確かなもの。菅原は「今後日本代表として、東京五輪に向けても、もっともっと成長してもらって、戦力として計算のできる選手になってもらいたいので、今日の経験を生かしてほしい」と述べる指揮官の期待に応え、A代表に居場所を作ることができるだろうか。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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