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プレミアリーグ活躍度ランキング1〜5位。最強はリバプールFWかエバートンFWか(9月版)

フットボールチャンネル編集部では、プレミアリーグで活躍した選手のランキングを月ごとに作成。今回は9月の1位~5位を発表する。一体どの選手が名を連ねているのだろうか。(データは『Whoscored.com』を参照)

シリーズ:20/21活躍度ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:フル稼働する33歳

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ジェイミー・ヴァーディーの今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ジェイミー・ヴァーディー(元イングランド代表/レスター)
生年月日:1987年1月11日(33歳)
9月成績:リーグ戦3試合出場/5得点0アシスト


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 イングランドの地域リーグから最高峰の舞台に登り詰めたジェイミー・ヴァーディーは33歳になったが、そのパフォーマンスは留まるところを知らない。昨季はリーグ最年長で得点王を獲得。今季も開幕から好調を維持している。

 9月はリーグ戦3試合に出場して5ゴールをマークし、チームは開幕3連勝という素晴らしいスタートを切った。マンチェスター・シティ戦ではハットトリックを達成し、強敵撃破の立役者となっている。

 ベテランの域に達したが、運動量も90分間落ちることはない。今季は4試合のうち3試合でフル出場。途中交代となったシティ戦も、2点リードで迎えた85分までプレーしている。ピッチを走り続けてゴールを重ねるヴァーディーは、今季も得点王を争うことになるだろう。

4位:開幕戦ハットトリック

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モハメド・サラーの今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:モハメド・サラー(エジプト代表/リバプール)
生年月日:1992年6月12日(28歳)
9月成績:リーグ戦3試合出場/3得点0アシスト
FAスーパーカップ1試合出場0得点0アシスト
リーグカップ0試合出場0得点0アシスト

 3度目の得点王獲得に向けて、モハメド・サラーは最高のスタートを切った。リバプールが4-3で壮絶な打ち合いを制したリーズとの開幕戦で、サラーはハットトリックの活躍を見せている。

 サラーはピッチ外でも話題となった。不良少年に絡まれていたホームレスの男性を見つけ、機転を利かせて助けたという。リバプールでファラオ(王)と呼ばれるサラーは、ピッチを離れてもヒーローだった。

 チームは9月の公式戦を4戦全勝で終えたが、10月はまだ勝てていない。リーグカップではアーセナルにPK戦の末に敗れ、アストン・ビラ戦ではサラーが2得点を挙げながら7失点を喫して大敗した。UEFAチャンピオンズリーグも始まる10月も、エースにかかる期待は大きい。

3位:目標は30ゴール

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リシャルリソンの今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:リシャルリソン(ブラジル代表/エバートン)
生年月日:1997年5月10日(23歳)
9月成績:リーグ戦3試合出場/1得点2アシスト
リーグカップ2試合出場/3得点0アシスト

 エバートンの攻撃を支えているリシャルリソンは守備での貢献度も高い。1試合平均のタックル数は、チーム2位の2.8回をマーク。9月は5試合に出場して4得点2アシストと攻撃面での活躍も光った。

 ハメス・ロドリゲスの加入により、ドミニク・キャルバート=ルーウィンとともに強力な3トップを形成。ボックス内で脅威を与えるだけでなく、ウエストブロム戦では2アシストをマークするなど、チャンスメイカーとしての役割も果たしている。

 リシャルリソンは「20得点を挙げたい」と自己最多となるゴール数を目標に掲げたが、昨季途中から指揮を執るカルロ・アンチェロッティ監督は「間違っている」と発言。09/10シーズンに29得点を挙げたディディエ・ドログバを引き合いに出し、「30得点を目指すべき」と大きな期待を寄せている。

2位:ゴールハンター兼ボールハンター

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サディオ・マネの今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:サディオ・マネ(セネガル代表/リバプール)
生年月日:1992年4月10日(28歳)
9月成績:リーグ戦3試合出場/3得点0アシスト
FAスーパーカップ1試合出場/0得点0アシスト

 プレミアリーグを制覇したリバプールで、左ウイングを務めるサディオ・マネは今季も好調だ。9月はリーグ戦3試合に出場し、3得点をマーク。チェルシー戦では2ゴールを挙げ、逆転勝利を収めたアーセナル戦でも貴重な同点ゴールを挙げている。

 神出鬼没な動きでフリーになり、ゴール前で合わせる動きを誰も止めることはできない。守備での貢献度も高く、1試合平均のタックル数1.7回は、ファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンに次ぐチーム3位の数字。チェルシー戦では相手GKからボールを奪ってゴールを決めている。

 今月2日には新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが発表され、アストン・ビラ戦は欠場したが、既にチームのトレーニングには復帰。首位を走るエバートンとのマージーサイドダービーでの復帰が見込まれている。

1位:月間MVPの活躍

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ドミニク・キャルバート=ルーウィンの今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

FW:ドミニク・キャルバート=ルーウィン(イングランド代表/エバートン)
生年月日:1997年3月16日(23歳)
9月成績:リーグ戦3試合出場/5得点0アシスト
リーグカップ2試合出場/3得点0アシスト

 ドミニク・キャルバート=ルーウィンは4試合連続ゴールでエバートンの開幕4連勝に大きく貢献した。9月は公式戦5試合に出場して8ゴールを挙げ、2度のハットトリックを達成している。

 キャルバート=ルーウィンはフィニッシャーとして素晴らしい才能を披露している。今季放ったシュートはこれまで15本で、9本を枠内に飛ばしている。60%の枠内シュート率はハリー・ケインらを上回り、プレミアリーグでもトップクラスの数字となっている。

 9月の月間最優秀選手賞を受賞したキャルバート=ルーウィンはイングランド代表でもデビューを果たした。9日のウェールズ代表との親善試合でピッチに立ち、嬉しい初ゴールもマークしている。さらなる活躍が期待される23歳のキャルバート=ルーウィンは、ハリー・ケインが君臨するイングランド代表のFW争いに名乗りを上げている。

【了】

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