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長谷部誠、独メディアがクラブに契約延長を推奨。「ハセベ抜きではやっていけない」

text by 編集部 photo by Getty Images

長谷部誠
【写真:Getty Images】

 来週には37歳の誕生日を迎える大ベテランとなった今季も、フランクフルトで主力として活躍を続けている長谷部誠。ドイツメディア『Sport1』は、今季で満了する長谷部との契約をクラブはもう1年延長すべきだと主張している。

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 長谷部は9日に行われたマインツ戦にも先発で出場して2-0の勝利に貢献。11月から12月にかけては4試合を欠場し、チームはその間3分け1敗の未勝利だったが、長谷部の先発復帰後は4試合で3勝1分けを記録している。

「マコト・ハセベは化け物だ。ブンデスリーガ最年長選手だが今も向上を続けている。フランクフルトでの未来もどうなるか分からなくなった」と『Sport1』は11日付記事で述べ、一旦は引退も予想された長谷部がフランクフルトでのプレー続行に傾きつつあるという見方を示した。

 マインツ戦では前節に続き、フランクフルトでこれまで務めてきたリベロではなく守備的MFで出場。パス成功率86%、デュエル勝率63%など優れた数字も残したとして、「この年齢でもチームにとって価値ある存在」とドイツメディアは長谷部のプレーを称えている。

 一方で、最終ラインでプレーする場合も強い存在感を放っているとして称賛。スイーパーあるいはリベロというポジション自体が「やや時代遅れ」であるにもかかわらず、「(守備の)最後の一人の役割を彼ほど落ち着いてこなせる選手はブンデスリーガにもほとんどいない」「オーケストラの指揮者のように振る舞う」と述べている。

 年齢の影響を感じさせないプレーぶりは、もう1年の契約延長にも値すると評価。「アイントラハトが長谷部抜きでやっていくのは難しい」「コロナによる補強の難しさ、そして何より彼の好調ぶりを考えれば、少なくとももう1年続けることが望ましいと言える」と結論付けている。

【了】

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