11位：危険プレー続きのバタバタ守護神

GK：ジョーダン・ピックフォード（イングランド代表／エバートン）
生年月日：1994年3月7日（26歳）
市場価値：2600万ユーロ（約31億円）
今季リーグ戦成績：15試合出場／19失点

　決定的なミスの多さは目に余る。自らの失態を慌ててカバーしようとし、墓穴を掘ることもしばしば。昨年10月のマージーサイド・ダービーではリバプールのDFフィルジル・ファン・ダイクに突っ込んで右ひざの前十字じん帯断裂という大怪我を負わせてしまった。

　その際には相手がライバルクラブ所属だったこともあり、身の危険を感じてボディーガードまで雇ったという。さらに11月のマンチェスター・ユナイテッド戦ではファンブルしたボールを取り返そうとし、相手DFハリー・マグワイアの腹を蹴りを入れる始末。ラフプレーが続いて猛非難を浴びた。

　イングランド代表ではレギュラーとして起用されているが、そのうちポジションを脅かされてもおかしくはない。安定感や集中力の欠如は大きな欠点で、ポジショニングの悪さ、クロス対応の拙さなどもなかなか改善されない。ロングフィードの精度や至近距離からのシュートに対する反応は一級品なだけに、一貫性を身につけたいところだ。

【了】