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ベテラン世界最高額ベストイレブン。34歳以上から市場価値で選出、欧州トップレベルで輝く最強のおじさんたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

ルカ・モドリッチ
【写真:Getty Images】

ルカ・モドリッチ(クロアチア代表/レアル・マドリード)
生年月日:1985年9月9日(35歳)
市場価値:1000万ユーロ(約12億円)
20/21リーグ戦成績:17試合出場/3得点1アシスト

 今季は若々しく躍動感のあるパフォーマンスを続け、レアル・マドリードの中盤で抜群の存在感を放っている。豊富な運動量でピッチをところ狭しと駆け回り、攻守両面で献身的にボールに関与し、テンポの良いパスさばきでゲームを組み立てる。

 2018年にバロンドールを受賞しながら、ここ2年ほどコンディション調整に苦しんでいた。その低迷が嘘のような好調ぶりで完全に輝きを取り戻した。今季終了とともに満了を迎える契約も延長の方向に進んでおり、36歳もマドリーの一員として戦うことになりそうだ。

ジェームズ・ミルナー
【写真:Getty Images】

ジェームズ・ミルナー(元イングランド代表/リバプール)
生年月日:1986年1月4日(34歳)
市場価値:500万ユーロ(約6億円)
20/21リーグ戦成績:11試合出場/0得点1アシスト

 イングランドが誇るスーパーマルチプレーヤーは、今季もそのユーティリティ性を存分に発揮している。先発出場の数は少ないものの、本職のセントラルMFだけでなくサイドバックとしても堅実なプレーぶりでリバプールを支える。

 毎シーズンのように負傷者が出るなどして苦しくなった際に、頼りになるのがミルナーという男。センターバックとGK以外はどんなポジションにも柔軟に対応し、一定水準以上のパフォーマンスを保証するベテランの存在は、あまりにも貴重すぎる。

ダビド・シルバ
【写真:Getty Images】

ダビド・シルバ(元スペイン代表/レアル・ソシエダ)
生年月日:1986年1月8日(34歳)
市場価値:500万ユーロ(約6億円)
20/21リーグ戦成績:11試合出場/1得点2アシスト

 昨季限りで10年過ごしたマンチェスター・シティを退団し、一時はラツィオ移籍でセリエA参戦目前まで迫った。ところが急転直下でレアル・ソシエダ移籍が決まり、ラ・リーガへ舞い戻ることとなる。

 さすがに運動量などの低下は見られるが、卓越したプレービジョンや魔法のようなテクニックは健在で、出場した試合では抜群の存在感を放つ。シティのホーム、エティハド・スタジアムにはダビド・シルバの銅像建立が進められているとか、いないとか。

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