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U-20スペイン代表最高額ベストイレブン。20歳以下から市場価値で選出、バルセロナの未来を照らし得る逸材が続々

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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フェラン・トーレス
【写真:Getty Images】

フェラン・トーレス(スペイン代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:2000年2月29日(20歳)
市場価値:5000万ユーロ(約60億円)
今季リーグ戦成績:11試合出場/2得点1アシスト

 バレンシアで頭角を現した若きウインガー。最大の武器は他を寄せ付けないスピードにあり、それを生かしたオフ・ザ・ボールの質にも定評がある。また、ドリブルが上手く、相手の守備網を個で打開することもお手の物。得点力は高めていく必要があるが、十分な怖さを持つ選手である。

 財政難に陥ったバレンシアに放出される格好となり、今季からマンチェスター・シティでプレーする。ここまでまずまずの出場機会を得ており、センターフォワードという新たなポジションでも試された。しかし、やはりまだ適応している途中にあり、本領発揮には至っていない。今後に期待だ。

アンス・ファティ
【写真:Getty Images】

アンス・ファティ(スペイン代表/バルセロナ)
生年月日:2002年10月31日(18歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/4得点1アシスト

 リオネル・メッシが去った後のバルセロナにおける新たなエースとして期待されている18歳だ。8000万ユーロ(約96億円)という市場価値が示す通り、もはやこの男はただの「若手」ではない。表情にはまだ幼さが残っているものの、プレーの質は周りの大人たちをしのぐほど燦爛と輝いている。

 非凡なスピードとスペイン人らしいテクニックを融合させたドリブルは敵陣を切り裂くのに十分な鋭さを誇っており、味方選手とのコンビネーションプレーも高質。そして何と言っても18歳とは思えないゴール前での落ち着きぶりがあり、訪れたチャンスを逃すことが少ない。まさに怪物だ。

アベル・ルイス
【写真:Getty Images】

アベル・ルイス(U-21スペイン代表/SCブラガ)
生年月日:2000年1月28日(20歳)
市場価値:500万ユーロ(約6億円)
今季リーグ戦成績:7試合出場/0得点1アシスト

 2012年にバルセロナのカンテラ(下部組織)に入団。年代別スペイン代表での活躍もあり、多くのクラブから注目される中トップチーム昇格を目指した。しかし、Bチームからステップアップできぬまま、2019年にSCブラガへレンタル。2020/21シーズンからは完全移籍に移行している。

 ブラガでは現在バルセロナに在籍するフランシスコ・トリンコンとプレーしていた時期があったため、スペイン語とカタルーニャ語を教えたり、バルセロナというチームについてアドバイスをしていたようだ。「(トリンコンは)うまくいけばバルサでもトップを狙える」と期待も寄せている。

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