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セリエA 3年前

U-20イタリア代表最高額ベストイレブン。20歳以下から市場価値で選出、C・ロナウドとのツーショットが問題となった男とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

サンドロ・トナーリ
【写真:Getty Images】

サンドロ・トナーリ(イタリア代表/ミラン)
生年月日:2000年5月8日(20歳)
市場価値:3200万ユーロ(約38億4000万円)
今季リーグ戦成績:15試合出場/0得点0アシスト

 イタリア代表のこれからを担っていくであろうMFだ。12歳から過ごすブレシアで頭角を現したことで多くのクラブから注目されたが、昨夏に子供の頃から応援していたというミラン移籍を決断。新天地ではまだ本領発揮するに至っていないものの、コンスタントに出場機会を得ている。

 その見た目、そして非凡なパススキルを兼備していることからアンドレア・ピルロと比較されることが多いが、本人の憧れはジェンナーロ・ガットゥーゾ。それを証明するかのように、ピッチ上では泥臭い守備や激しいタックルを躊躇せず行っている。今後もミランでのプレーに注目したい。

サムエレ・リッチ
【写真:Getty Images】

サムエレ・リッチ(U-21イタリア代表/エンポリ)
生年月日:2001年8月21日(19歳)
市場価値:750万ユーロ(約9億円)
今季リーグ戦成績:16試合出場/1得点2アシスト

「サムエレ・リッチ」。この名を覚えておいて損はないだろう。エンポリ下部組織で着実に力をつけた同選手は一昨年、わずか17歳でトップチーム昇格。現在はセリエA昇格を目指すチームで重要な戦力としてプレーしているなど、すでにイタリア代表のこれからを担う存在として注目を浴びている。

 身長174cmと大柄な選手ではないが身体能力の高さは抜群。ボール奪取能力に定評があり、奪った後の繋ぎからも特別な能力を感じることができる。なお、2019年6月~同11月までエンポリを指揮したクリスティアン・ブッキ監督は同選手を「リバプールのファビーニョのようだ」と評価している。

ハンス・ニコルッシ・カビーリア
【写真:Getty Images】

ハンス・ニコルッシ・カビーリア(U-21イタリア代表/パルマ)
生年月日:2000年6月18日(20歳)
市場価値:150万ユーロ(約1億8000万円)
今季リーグ戦成績:0試合出場/0得点0アシスト

 ユベントスのアカデミー出身で、すでにトップチームデビューも果たしている期待の新星だ。ケビン・デ・ブルイネが憧れと話す通り右足のキック精度に絶対的な自信を持っており、ユベントス下部組織や期限付きで加入したペルージャ、年代別代表ではセットプレー時のキッカーを任されていた。

 そんな同選手は今季、ユベントスからのレンタルでパルマに加入。ここまでコッパ・イタリア2試合に出場し2アシストの成績を残している。しかし、先月15日のトレーニング中に負傷。後の検査で前十字靭帯断裂の大怪我を負っていたことが明らかとなり、今季中の復帰は難しいとされている。

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