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岡崎慎司、PAOK移籍の盟友・香川真司へ思い語る「必ずギリシャでも結果を出すと思う」

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎慎司 香川真司
【写真:Getty Images】

 スペイン1部のウエスカに所属する日本代表FW岡崎慎司は、現地4日にインターナショナルメディア向けの記者会見に臨んだ。

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 これまでのキャリアや直近のレアル・マドリード戦、チームメイト、新監督についてなど様々なテーマに話しが及ぶなかで、岡崎は盟友でもある香川真司への思いも語った。昨季までスペイン2部のレアル・サラゴサに所属していた香川は、まさかの契約解除から半年の無所属期間を経て、先月27日にギリシャ1部のPAOK加入が発表された。

「真司とはギリシャに行く寸前まで話していて、真司の覚悟もすごく知っています」

 香川が拠点にしていたサラゴサと、岡崎がプレーするウエスカは車で1時間半ほどの距離しか離れていない。2人が一緒にいる姿は、しばしばお互いのSNSなどでも公開されていた。長年日本代表でともに戦い、同時期にスペインへやってきたことで絆はさらに深まっていたことだろう。

「半年間チームがない中で、1人でも頑張っていたのは自分自身も見ていました。何で頑張れたかと言ったら、ギリシャで、今いる場所で結果を残すためだと思っていますし、ギリシャでやれているということにすごく幸せを感じていると思います」

 個人トレーニングでコンディション維持に努めていた香川は、ギリシャにわたっておよそ1週間が経った現地3日に、実戦デビューを果たした。ギリシャカップの1回戦2ndレグ、AEラリッサ戦の63分からピッチに立って、約5ヶ月半のブランクがあるとは思えない軽快な動きを披露していた。

「あの時期を乗り越えたことが真司自身の糧になっていると思うので、必ずギリシャでも結果を出すと思います。そういうのを見ながら僕もずっと刺激をもらっていたので、「お互いに頑張ろう』という話をいつもしていますね」

 最下位からスペイン1部残留を目指すウエスカは、現地6日に昨季王者レアル・マドリードとの大一番を迎える。戦友・香川から受けた刺激をエネルギーに変え、世界屈指の強豪からゴールを奪ってチームを勝利に導く岡崎の活躍に期待したい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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