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RBライプツィヒ対リバプール、予想スタメン&プレビュー。崖っぷちのプレミア王者に希望は…【欧州CLラウンド16】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 昨シーズン、クラブ史上初のセミファイナリストとなったライプツィヒは、マンチェスター・ユナイテッドとパリ・サンジェルマンと同居したグループHを2位で潜り抜けた。ラウンド16の1stレグはライプツィヒのホーム開催だが、社会情勢の影響により中立地での開催が決定。ハンガリーの首都ブタペストにあるプシュカシュ・アレーナで行われることとなった。

 グループステージでライプツィヒはホーム全勝で、ブンデスリーガでも今季の13勝のうち9勝はホームで挙げている。レッドブル・アレナで戦えないことはライプツィヒにとってマイナスになる。

 ユリアン・ナーゲルスマン監督はどのような布陣でリバプールに挑むか。昨季の決勝ラウンドでは一発勝負での強さを発揮。グループステージ第2節ではユナイテッドに大敗を喫したが、最終節ではリベンジを果たしてグループステージ突破を自力で決めている。

 リバプール戦までは中3日と、リバプールより1日多い。直近のアウグスブルク戦では主力の一部を休ませており、リバプール戦に照準を合わせている。準備期間の差をアドバンテージとして活かしたいところだ。

 2015年10月のユルゲン・クロップ監督就任以来、リバプールは最も苦しい状況に立たされている。2021年に入ってから公式戦の成績は2勝1分6敗。無敵を誇った本拠地アンフィールドでの3連敗は、1968年以来の出来事だったという。

 3-1で敗れたレスター・シティ戦の試合後、クロップ監督は白旗を上げた。「マンチェスター・シティとの差を埋められるとは思っていない」と指揮官が考えるように、首位と13ポイントも離されたプレミアリーグの逆転優勝は現実的に難しい。FAカップとリーグカップも既に敗れており、可能性が残されているのは事実上このUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のみとなる。

 結果にはつながらなかったが、直近のプレミアリーグ・レスター戦で先制するまではリバプールらしさを取り戻していた。それを90分続けることができれば、ライプツィヒ戦の勝機は見えてくる。可能性が残された唯一の大会で、リバプールはリバウンドメンタリティを見せられるだろうか。

【了】

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