J1全20クラブGKタイプ別分析(4)サガン鳥栖。パク・イルギュは何タイプ? 勝者のメンタリティを植え付けられるか

3/8発売『フットボール批評issue31』から一昨年、サンフレッチェ広島のGKコーチを務めた澤村公康が、GKを4つのタイプに分類し、J1全20クラブの陣容を一刀両断した「GKスカッド批評」を一部抜粋して公開する。[GKタイプ]オーソドックスタイプ→オ、シュートストップタイプ→シ、現代タイプ→現、万能タイプ→万、★は新加入(構成:吉沢康一)

2021年03月24日(Wed)6時50分配信

シリーズ:J1全20クラブGKタイプ別分析
text by 吉沢康一 photo Getty Images
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守田を出し抜き信頼掴む

パク・イルギュ
【写真:Getty Images】

GKコーチ:不老伸行
パク・イルギュ(万)
守田達弥(シ)
板橋洋青
キム・ミノ


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 鳥栖は昨年のスタート時には守田達弥、高丘陽平がいたわけですが、今年は昨シーズン途中に加わったパク・イルギュの1強とみていいでしょう。パク・イルギュは横浜 F・マリノスのレギュラーを張っていたように、万能タイプの代表格ともいえるGKであることは言わずもがな。それまで試合に出ていたシュートストップタイプの守田を出し抜き、パク・イルギュは短期間で信頼とレギュラーポジションを一緒に勝ち取っています。

 実力と実績のあるGKの移籍はチームにエネルギーを与えます。その面で言えばパク・イルギュは横浜FM時代に優勝を経験しているので、勝者のメンタリティを鳥栖にどう還元するのかにも注目しています。そして、板橋洋青というアカデミー出身のGKも出てきました。これは長年、GKで泣いてきた鳥栖にとっては朗報で、久々のプラス材料です。

(構成:吉沢康一)

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Jクラブにとってコンセプトの5文字はもしかしたらタブーワードなのかもしれない。クラブのコンセプトをひけらかすことは、すなわち“秘伝のレシピ”の流出を意味する。もちろん、これはコンセプトという壺にタレが脈々と継ぎ足されているクラブに限った話ではあるのだが……。
コンセプトを一般公開できないとなれば、こちら側が様々な手法を使って分析していくほかない。なぜ、コンセプトの解剖にこれほどまでに執着するのかと言えば、抽象的にJリーグを眺める時代は終わりにしたい、という願望からである。そう、本質の話をしよう、ということだ。
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