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ムバッペは東京五輪出場をほぼ断念と仏紙。3年後のパリ五輪OA枠目指す?

text by 編集部 photo by Getty Images

キリアン・ムバッペ
【写真:Getty Images】

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、U-24代表の一員として東京五輪に出場することをほぼ断念したとみられている。仏紙『ル・パリジャン』が26日付で伝えた。

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 現在22歳のムバッペは東京五輪世代の選手であり、オーバーエイジ(OA)枠でなくとも五輪への出場が可能。18歳でのA代表デビューからすぐに主力として定着したこともあり、これまで五輪年代のチームではプレーしていないが、東京五輪への出場には意欲を見せ続けてきた。

 だが新型コロナウイルスのパンデミックにより大会が1年延期されたことも影響し、ムバッペの五輪出場の可能性は消えつつあると現地紙は伝えた。PSGが派遣に難色を示すと見込まれることに加えて、本人も主に2つの理由から不出場を決断する見通しだという。

 まずは大会のスケジュールと、それに伴う疲労の影響。フランスA代表は今季終了後の6月から7月にかけてEURO2020を戦う予定であり、その後に五輪に出場すれば、ほぼ休養のないまま次のシーズンを迎えなければならない。

 それに加えてムバッペは、不確定となっている来季の去就を決めることに集中したい考えだとみられている。PSGとの契約は今季を終えれば残り1年となるため、契約延長か、関心が噂されるレアル・マドリードなど他クラブへの移籍か、決断を迫られる時期となる。

 東京五輪出場を逃したとしても、3年後の2024年には地元パリでの次回五輪が控えている。その頃には25歳となっているムバッペだが、OA枠入りを本人を希望すれば出場するのはさほど難しいことではないかもしれない。

【了】

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