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負けても最高評価!?バイエルンMF、ボールタッチは断トツの100回超え。決定機演出のパス本数は驚異の…

text by 編集部 photo by Getty Images

ヨシュア・キミッヒ
【写真:Getty Images】

【バイエルン・ミュンヘン 2-3 パリ・サンジェルマン CL準々決勝1stレグ】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バイエルン・ミュンヘン対パリ・サンジェルマン(PSG)が現地時間7日に行われた。PSGが3-2の勝利を収めた。

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 昨季のCL決勝と同カードとなった一戦。開始3分にキリアン・ムバッペのゴールでアウェイのPSGが先制に成功。続く28分にネイマールのアシストからマルキーニョスがゴールを決め、リードを2点に広げる。

 その後バイエルンがエリック・マキシム・シュポ=モティングのゴールで1点を返すと、60分に同点に追いつく。バイエルンがペナルティエリア手前の右でFKを得ると、ヨシュア・キミッヒがゴール前に送る。すると、トーマス・ミュラーが頭で合わせゴールネットを揺らした。キミッヒが正確無比なキックでアシストを決めた。同点に追いついたバイエルンだったが、68分にムバッペ がこの日2ゴール目。バイエルンは2-3で1stレグを落とした。

 データサイト『WhoScored』による採点でマン・オン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いたのはこの日2ゴールを決めたムバッペではなく、敗戦を喫したバイエルンのキミッヒだった。

 2ゴールの活躍でPSGの勝利に貢献したムバッペは採点で8.33の評価。チーム最高評価であるが、シュート本数は2本、パス本数は14本、パス成功率は64.3%、決定機に繋がるキーパスは0本、ドリブルは1回だった。2ゴールという分かりやすい形で結果を残したが、それ以外のデータが低くMOMを逃したようだ。

 同サイトによるMOMを獲得したキミッヒのボールタッチ回数は118。これは両チーム合わせても最多で100回を超えた選手はキミッヒの他にいない。圧倒的にボールに触る回数が多く、この試合の中心だったと言ってもいいだろう。

 この試合のキミッヒはこれだけではない。キミッヒのパス本数は78で両チームトップ。決定機につなげるキーパスはなんと10本を記録した。これは2番目に多いマキシム・シュポ=モティングとキングスレイ・コマンの3本を大きく上回っている。

 バイエルンは惜しくも敗戦を喫したが、多くのパスを繰り出し決定的な場面をつくったキミッヒのMOM獲得は文句なしだろう。バイエルンは2ndレグで逆転勝利を狙う。

【了】

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