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スーパーリーグ残留クラブは来季CLから締め出しも。UEFA会長が“最後通告”

text by 編集部 photo by Getty Images

チェフェリン
【写真:Getty Images】

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は、欧州スーパーリーグ(ESL)からの正式撤退を表明していないクラブに対し、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を認めない姿勢を明確にしている。『AP通信』のインタビューに語った。

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 イングランド、スペイン、イタリアの有力12クラブによるスーパーリーグ設立構想は今月18日に発表されて大激震を引き起こしたが、各方面からの猛反発を経てわずか48時間でほぼ崩壊。2日後にはイングランド勢6クラブが離脱を表明し、翌日にはアトレティコ・マドリードとインテルも続いた。

 だがESL自体は計画の「見直し」を行うと発表はしたものの、完全にプロジェクトが放棄されたわけではない。レアル・マドリードはフロレンティーノ・ペレス会長が積極姿勢を維持し続けており、バルセロナもジョアン・ラポルタ会長が「スーパーリーグは必要」と発言するなど依然として計画を支持。ユベントスとミランも、現状のままでの計画続行は難しいという声明を出したのみであり、プロジェクトを放棄してはいないクラブだとみなされている。

 チェフェリン会長はこれらのクラブに対し、スーパーリーグを諦めない限りCLに出場させないという“最後通告”をつきつけた。「彼らはスーパーリーグのクラブなのか、欧州のクラブなのかを決めなければならない。スーパーリーグのクラブであれば、もちろんCLには出場できない。自分たちの大会を戦えばいい」と同会長は語っている。

 今季CLで準決勝に残っているマドリーが即座に失格となることは基本的にないようだが、このままスーパーリーグを支持し続ける、あるいは態度を明確にしないクラブは来季のCLから締め出されることもあり得る。マドリー、バルサ、ミラン、ユベントスはいずれも国内リーグで現時点では来季CL出場圏の順位に位置している。

【了】

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