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世界最高のセンターバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング16位~20位。ブラジルが生んだ守備の達人とは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

17位:キャリア最高の時を過ごす英国代表戦士

ジョン・ストーンズ
【写真:Getty Images】

DF:ジョン・ストーンズ(イングランド代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年5月28日(26歳)
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
19/20リーグ戦成績:16試合出場/0得点0アシスト

 近年は負傷離脱が多い影響でパフォーマンスレベルがなかなか上がらず、ベンチを温める機会も増加。もはや大きな戦力にはなれないと思われていた。しかし、今季はそんな予想を良い意味で裏切るかの如く躍動。新加入ルベン・ディアスとのセンターバックコンビはまさに鉄壁で、再び評価を上昇させている。キャリア最高の時を過ごしていると言ってもいいはずだ。

 ジョン・ストーンズ最大の魅力はやはりビルドアップ能力の高さと言えるだろう。足元の「テクニック」に優れているためボールの置き所が非常に良く、視野の広さを活かして長短問わず正確な「パス」を最終ラインからどんどん出してくる。ボールポゼッションを基本とするジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームにおいて、ストーンズのこうしたスキルは欠かせないものとなっている。

 圧倒的な「フィジカル」を誇るわけではないが対人戦に弱いわけでもない。「スピード」も水準以上のものが備わっており、とくにカバーリングに入る速さは抜群だ。また、以前まではマークを外して相手に決定的な仕事を与えることも少なくなかったが、今季は簡単にボールから目を離し振り切られる場面が減った印象を受ける。このあたりは、高いリーダーシップを誇る相棒ルベン・ディアスの存在が大きいとみてもいいが、ストーンズ自身の守備意識の向上が現れている結果とも言えそうだ。

「空中戦」も得意で、失点を招いてしまうような大きなミスの頻度も以前と比べ格段に減った。怪我がちな点に若干不安を残すとはいえ、このままいけばストーンズは間違いなく世界最高のセンターバックとなるだろう。

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