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日本代表 3年前

サッカー日本代表、最新招集メンバー全紹介(FW/監督編)。所属クラブでの現状とパフォーマンスも総チェック

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Shinya Tanaka, Getty Images

日本サッカー協会(JFA)は20日、28日に行われるカタールワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー代表戦に挑む日本代表メンバーを発表した。様々な事情があり、今回はオール海外組という形になったが、果たしてどのような選手が招集されたのか。今回はFWと監督の近況を紹介する。(成績は2021年5月21日時点)

クラブでは苦境だが、日本代表では大暴れしたエース

大迫勇也
【写真:田中伸弥】

大迫勇也(おおさこ・ゆうや)
所属クラブ:ブレーメン(ドイツ)
20/21リーグ戦成績:23試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:48試合出場/18得点


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 昨シーズンのラスト4試合で4得点を挙げ、ブレーメンを奇跡の残留へと導いた大迫勇也だったが、今季の置かれた立場は厳しい。リーグ戦23試合に出場しているものの、先発したのはわずか7度。公式戦でゴールを決めたのはDFBポカール(ドイツカップ)の1つのみで、対戦相手のヤーン・レーゲンスブルクは2部だった。

 冬には放出候補の1人と報じられたが、フロリアン・コーフェルト監督は「何が期待できるのか計算できるプレーヤーだ」と大迫への信頼を強調。しかし、その言葉とプレータイムは結び付かず、クラブでは苦しい立場となっている。

 しかし、チャンスさえ与えられれば結果を残すことは証明した。3月の日本代表では、韓国代表戦で2アシストをマーク。さらに、モンゴル代表戦では代表初のハットトリックを達成している。クラブではトップ下などでのプレーも多いが、日本代表ではストライカーとしての能力を改めて証明した。

 ミャンマー戦後はU-24日本代表メンバーが抜ける。吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航のオーバーエイジ組も東京五輪チームに加わるため、6月の4試合を戦うA代表メンバーで、大迫は3番目の年長者となる。これまで数多くの修羅場を潜り抜けてきた大迫にかかる責任は、ますます大きくなるだろう。

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