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シュミット・ダニエル、日本代表でW杯予選初出場目指す。「競争で勝って権利を得ないと」

text by 編集部

シュミット・ダニエル
【写真:Getty Images】

 日本代表は、今月下旬に行われるFIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のミャンマー代表戦に向けた合宿を24日より開始した。GKシュミット・ダニエルが欧州でのシーズンを振り返るとともに、代表チームでのプレーに向けた見通しを語った。

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 ベルギー1部のシント=トロイデンに所属するシュミットは今季を控えGKとしてスタートさせたが、秋以降はレギュラーに定着してリーグ戦24試合に出場。チームの1部残留に貢献し、平均失点やセーブ数などのスタッツに関してはリーグ上位の数字を残した。

 とはいえ、年間を通しての自身のパフォーマンスには完全に満足できたわけではないとシュミットは語る。「まだまだ勝ち数が少なくて、セーブ率などの数字で上位にいられるのは少しは嬉しいんですけど、チームを勝たせるという面でGKとしての仕事はまだまだできていない部分が多いと思うので」

 自身のミスによる失点などもあり、「ちょっと悔いが残るシーズン」だったとしながらも、「そこから立ち直っていかに割り切るとか、そういう部分も少し成長できたと思う」と実感。日本代表でのプレーに向けても、「試合に臨む時の落ち着きとか、そういう部分は自分の強みではあると思うので。試合に出たら落ち着いてプレーするところは出せるんじゃないかと思います」とアピールしている。

 ベルギーのレギュラーシーズンは4月半ばで終了しており、シュミットは約1ヶ月半実戦がない中で自主トレーニングを行ってきた。「コンディションの面はまだ少し整っていないかもしれないですけど、自分の中ではできることはしっかりやったと思うので。その上で準備してきているので、自信を持って活動に臨みたいと思います」と現状について語った。

 これまで日本代表で7試合に出場しているシュミットだが、ワールドカップ予選での出場はない。「そこに出場するのも今回の代表活動のひとつの目標でもあります。ずっと出ているゴンちゃん(権田修一)が最初の1試合にいない影響もないわけではないと思いますけど、エイジさん(川島永嗣)もいるし、(中村)航輔もいるし、2人に競争で勝って試合に出る権利を得なければいけないと思うので、まずは練習でちゃんとアピールできるように1日1日頑張りたいと思っています」

【了】

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