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U-24日本代表、東京五輪に生き残る18人は誰だ! 選考をシミュレーション、現状で最有力メンバーは…

text by 編集部 photo by JFA

ここにきて猛アピールしているのは?



 中盤底はOAの遠藤航が不動。川崎フロンターレの田中碧も大きな問題なければ本大会行きの切符を掴むだろう。そして、フローニンヘンで充実の時を過ごし、U-24アルゼンチン代表戦との2戦目でも躍動した板倉滉もほぼ当確だ。

 そして中山雄太。このチームでリーダーを務めてきたレフティーは、ここ最近の試合でアピールに成功してきた人物とは言えない。ただ、複数ポジションを務められるという意味で、やはり18人の枠に入ってくる可能性は高い

 2列目は久保建英、堂安律の両者がほぼ確実に本大会行きメンバーに名を連ねることになりそう。そして、三笘薫も現状では18人の枠に生き残ることになるだろう。

 三好康児は落選か。U-24アルゼンチン代表との2試合で出番を貰いながら結果を残せておらず、判断力という部分でも物足りなさを残した。また、日本代表戦で出番を得た遠藤渓太も十分なパフォーマンスを示せたとは言い難く、厳しい状況に。食野亮太郎も3月の試合でアピールできず、当落線上にいると言える。

 相馬勇紀もここ最近はそれほど大きなインパクトを残せたとは言い難い。ただ、ジョーカーとして面白そうな存在であることは否めず、18人の中に入ってくる可能性はそこまで低くないか。

 FWは上田綺世、田川亨介、前田大然、林大地が候補に挙がる。

 最も序列が高いのは上田となるだろう。また、スピードが武器でサイドも務められる前田もサブには置いておきたい存在。一方で田川はなかなか評価を高めることができておらず、当落線上と言えるだろう。

 そして、ここにきて評価をぐんぐん高めているのは、サガン鳥栖所属の林だ。U-24アルゼンチン代表との2戦目では魂の初ゴールを叩き込み、日本代表戦でも途中出場ながら良い動きを見せた。ゴールへの貪欲な姿勢が光る「ビースト」が、最後の最後で五輪本大会行きを掴む可能性は、決して低くないだろう。

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