コパ・アメリカ（南米選手権）2021準々決勝の全4試合が終了した。ペルー代表、ブラジル代表、コロンビア代表、アルゼンチン代表の4チームが準決勝進出となった。好調リオネル・メッシは1ゴール2アシストの活躍、ネイマールはトリッキーなパスで魅了した。

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　ペルーとパラグアイの一戦は両チーム1人ずつ退場者を出し乱打戦となった。グスタボ・ゴメスのゴールで先制したパラグアイだったが、オウンゴールで同点を許す。その後ペルーが2度も勝ち越しに成功するも、3-3の同点で延長戦に突入。延長戦でも決着がつかず、4-3でペルーがPK戦を制した。

　ブラジルとチリの一戦は接戦となった。両チームチャンスはあるものの、得点のないまま後半に折り返す。すると後半開始早々にネイマールがパスで魅せる。フレッジからのパスをペナルティエリア手前で受けたカゼミーロがダイレクトで浮き球のパス。ルーカス・パケタが左足でネイマールに送る。ネイマールは左足アウトサイドでパスを供給した。相手DFが足を出すが、パケタが競り勝ち豪快に右足シュート。これがゴール左に決まった。アシストこそつかなったが、ネイマールの超絶テクニックが光ったプレーだった。その後ブラジルは退場者を一人出すも、1点を守り切り準決勝進出となった。

　ウルグアイとコロンビアの一戦は延長戦に突入も決着つかず。0-0のままPK戦にまでもつれ込み、コロンビアが4-2の勝利を抑めた。

　アルゼンチンとエクアドルの一戦ではメッシが躍動。40分、メッシがニコラス・ゴンサレスにスルーパスを供給。ゴンサレスは相手GKのスライディングでボールを失うが、メッシがそのボールを拾いペナルティエリア右にいたロドリゴ・デ・パウルにパス。デ・パウルが冷静に決めた。84分にはラウタロ・マルティネスのゴールをメッシがアシスト。そして後半ATの93分、完璧なFKをメッシが突き刺した。メッシはここまで4得点4アシスト。今大会の得点ランキングでトップに立っている。決勝進出へ向けて調子も良さそうだ。

　6日に行われる準決勝ではブラジルとペルーが対戦。翌日に行われるもう一方の準決勝はアルゼンチンがコロンビアと対戦する予定。11日に行われる決勝に進出するのは、どの2チームなのか。