清水エスパルス加入が決定!? コソボ代表MFコロリとは何者か。超万能な男の最大の武器は…

2021年07月15日(Thu)10時57分配信

photo Getty Images
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ベンヤミン・コロリ
【写真:Getty Images】



 清水エスパルスに新たな助っ人がやって来るようだ。まだクラブからの正式な発表はないものの、現地メディアではFCチューリッヒとの契約が満了したコソボ代表MFベンヤミン・コロリと2年半契約を結んだと報じられており、すでに『transfermarkt』でも同選手の所属クラブが清水に変更されている。公式発表は時間の問題と言えそうだ。

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 コロリは1992年5月15日、コソボ人の両親の元、スイス・ヴォー州エーグルで生まれた。父親は大工(後にスイス連邦鉄道)、母親は看護師として働いている。少年時代のコロリは後にFCチューリッヒでチームメイトになるサリム・ケレフィと近所でボールを蹴って遊んでいたようで、ジネディーヌ・ジダンとデイビッド・ベッカムに憧れていた。ちなみに、好きなクラブはマンチェスター・ユナイテッドだったようだ。

 その後、サッカーのセンスをどんどん磨いていったコロリは、FCシオンの下部組織に入団することになった。しかし、ここで挫折を味わう。居場所を見つけられず、17歳という若さでスパイクを脱ぐことを決断したのだ。そして、タイ式ボクシングの道へと進んだのである。

 しかし、ボクシングクラブが閉鎖したことで、サッカーへの復帰を決断。そしてFCモンテイ在籍を経て、2011年に再びFCシオンの下部組織にたどり着いたコロリは、その翌年に晴れてトップチームデビューを果たすことになった。

 その後はスイスリーグでのプレーを継続し、ヤング・ボーイズやFCローザンヌにも在籍。2018年に加入したFCチューリッヒではヨーロッパリーグ(EL)出場も果たし、3シーズンの在籍で公式戦92試合26得点19アシストを記録した。

 代表はスイスとコソボを選ぶことができたが、「僕が望んでいたのはコソボでプレーすることだった」とし、コソボ代表を選択。2016年のワールドカップ予選・トルコ代表戦でデビューを果たし、その後もメンバーに名を連ね続けている。ここまでのキャップ数は「23」である。

 そんなコロリは身長184cmという恵まれた体格を誇っており、右利きで運動量が抜群に豊富。また、センターフォワードからサイドハーフ、そしてコソボ代表では長くサイドバックを担っているなど、複数のポジションに適応できるユーティリティー性も兼ね備えている。実際、プロキャリアの中で務めてこなかったのはGKとセンターバックのみというデータが出ている。ちなみにメインポジションは左サイドハーフだ。

 その中でもとくに大きな武器となっているのが、多くのチャンスを作り出すキック精度の高さである。サイドを突破してから放つクロスは絶品。またシュートにもそのクオリティーの高さが活かされており、狭いコースを確実に打ち抜くことを可能とする。ゴールとアシスト、両方の量産を期待してもいいだろう。ちなみに、コロリは昨季のスイスリーグでビッグチャンス創出回数とキーパス数でともにチーム最多を記録している(データサイト『Sofa score』参照)。セットプレーのキッカーとしても頼りになること間違いなしだ。

 一方で、怪我がやや多い点は気になるところ。とくに近年は、細かな負傷で離脱することが増えてきている。加入間近と見られている清水では、果たして。

【了】

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