イタリアとサウジアラビアがワールドカップ共催!? 超異例の遠距離共催案が浮上
2021年07月17日(土)15時48分配信
【写真:Getty Images】
2030年FIFAワールドカップの開催地として、サウジアラビアとイタリアが共同開催に立候補する案が浮上しているという。英『ジ・アスレティック』が16日付で報じている。
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現在32チームの出場で開催されているワールドカップは、2026年大会から40チームへと拡大。計80試合が行われる大会の規模はさらに大きくなり、1ヶ国での開催は困難となることが予想される。2026年大会もアメリカ、カナダ、メキシコの北中米3ヶ国による共催で行われる。
2030年大会の開催地についても、立候補の動きが報じられているのはほとんどが共催案。ウルグアイと周辺諸国、スペインとポルトガル、英国とアイルランドなどが開催に関心を示している。
サウジアラビアも初のワールドカップ開催を目指し、共催国を探している状況だという。コンサルタントからはモロッコやエジプトとの共同立候補も提案されたが、インフラ整備が十分でないことがネックになるとみられている。
そこで、サウジアラビア側が有力な共催相手の候補として選んだのがイタリア。イタリアはユーロ2028または2030年ワールドカップの開催を目指すことに意欲を見せており、サウジアラビアから資金面での協力を得ることで両国の利害が一致するとも見込まれている。
2018年と2019年のイタリア・スーパーカップがサウジアラビアで開催されるなど、サッカー面や経済面で両国の結びつきは弱くはない。地理的に大きく離れた別大陸の2ヶ国でのワールドカップはあまりにも異例となるが、今後立候補が具体化する可能性はあるのだろうか。
【了】