ヘタフェで久保建英と共闘/h2>
【写真：Getty Images】
【写真：Getty Images】
マルク・ククレージャ（DF／背番号3）
生年月日：1998年7月22日（23歳）
クラブ経歴：エスパニョール（2006〜2012）→バルセロナ（2012〜2018）→エイバル（2018〜2019）→ヘタフェ（2019〜）
東京五輪成績：3試合出場／0得点0アシスト
ククは14歳の時にエスパニョールからバルセロナに加入した選手です。常に激しくタイトにボールにいけて、攻撃的な特徴を持った選手でした。サイドでしっかりとスプリントを繰り返すことができますし、特に深さを取る動きが彼のストロングポイントだと思います。
エイバルやヘタフェはバルセロナと全くスタイルの違うチームですが、彼がなぜ活躍できているかというと、育成年代から常に発揮してきたインテンシティがあるからです。彼自身の特徴がキャリア形成を助けていのではないかと思います。
私はククがバルセロナのトップチームでサイドバックとして活躍できる選手の1人ではないかと思っていました。しかし、彼もトップチームへ昇格した時に同じポジションにジョルディ・アルバという選手がいて、うまく試合に出ることができず、他の道を選ばざるを得ない状況になりました。ただ、移籍先でもしっかりと試合に出続けることができています、それによって世代別代表にもずっと入り続けて順調なキャリアを積んでいるのを非常に嬉しく思っています。
ククはリーダーシップにも優れていましたね。本当に素晴らしい性格の持ち主です。アグレッシブな性格で、攻撃的な選手としての特徴にも性格が反映されています。まさしくチームを引っ張っていける特徴の持ち主でした。彼の年代は非常に優れた選手が揃っていて、そこ（U-21スペイン代表など）でキャプテンマークを巻いているという事実が、彼のリーダーシップも示しているのではないかと思います。
余談になりますが、ククの髪が短い姿は見たことがありません。彼がバルセロナに来た初日からあのヘアスタイルでしたし、あの髪型を気に入っているんだなとずっと思っていました。チームメイトからはよくイジられていましたね。バルセロナでは『シンプソンズ』というアニメがすごく人気で、ククはよくそのアニメのキャラクターと比較されてからかわれていたのを憶えています。
