アーセナル初陣、冨安健洋が叩き出したスタッツとは? 安定感抜群! チームメイトは惨敗だった中で…【分析コラム】

2021年09月12日(Sun)13時00分配信

シリーズ:分析コラム
text by 安洋一郎 photo Getty Images
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決定力不足は相変わらず

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 ノリッジ戦でアーセナルは、アルテタが監督に就任して以降、最多となる30本のシュートを記録した。後半66分にオーバメヤンが今季のチーム初ゴールを決め、辛くもノリッジに勝利したが、昨季の中盤戦同様に決定力不足に悩まされている。
 
 第4節終了時点でアーセナルは59本のシュートを打っているが、ゴールラインを超えたのはわずかに1回。その決定率はプレミアリーグワーストの1.7%だ。
30本のシュートを打ちながら1ゴールに留まった今節も、決定機がなかったわけではない。

 特に今季より背番号「10」を着用するスミス=ロウが62分に投入されてからは多くのチャンスが生まれた。昨季は2列目のリンクマンとしての活躍が光ったスミス=ロウだが、今季は中央でボールを受けてから前に持ち運ぶ意識が格段に高くなっている。

 オーバメヤンが縦パスを収めてタメを作るのが得意なタイプのFWではないため、スミス=ロウ投入前まではサイドを起点に攻撃の形を作ることが多かった。一方でスミス=ロウ投入以降は中央から崩す形が増え、彼とマルティン・ウーデゴール、ブカヨ・サカらとの連係からいくつかの決定的なチャンスを作ることに成功。その証拠に前半のシュートが10本、枠内シュートが1本だったのに対し、後半はシュート20本、枠内シュート6本と倍以上のチャンスを作り出している。

 また、今節が今季初出場だったガブリエウとトーマスの存在の大きさを改めて感じた試合となった。特に身体能力が高いガブリエウは現在アーセナルで唯一“無理が効くCB”と言っても過言ではなく、プッキらノリッジの攻撃陣に最後の最後で決定的な仕事をさせなかった。

 第4節にしてようやくチームの軸となるセンターラインの主力が揃ったアーセナル。負傷しがちなガブリエウ、トーマス、スミス=ロウらがどれだけ稼働できるかが、今季の順位に直結しそうだ。

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