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プレミアリーグ移籍金最高額は誰だ! 21/22夏の移籍金ランキング1位~5位。マンUが凄すぎる…。一方でアーセナルが獲得したのは…

シリーズ:21/22夏の移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位タイ:マンUが獲得した優勝請負人

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【写真:Getty Images】


DF:ラファエル・ヴァラン(フランス代表)
生年月日:1993年4月25日(28歳)
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
移籍先:レアル・マドリード→マンチェスター・ユナイテッド
移籍金:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:31試合2得点0アシスト

 8シーズンもプレミアリーグのタイトルを逃し続けているマンチェスター・シティにとって、ラファエル・ヴァランはラストピースになりうる存在といえるだろう。広いエリアをカバーする圧倒的なスピードや、地上でも空中でも強さを発揮するフィジカルは、まさにワールドクラス。ハリー・マグワイアがスピードに難があることを考えても、それを補って余りあるヴァランの獲得は正解だったと言えるだろう。

 何よりも貴重なのは、28歳のヴァランの経験値だ。レアル・マドリードでは3度のリーグ優勝と、3連覇を含む4度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を経験している。フランス代表での出場数はすでに80試合を超え、2018年のFIFAワールドカップでは優勝に導いた。タイトルを渇望するユナイテッドにとっては、貴重な存在になるはずだ。

 1998年夏に加入したヤープ・スタムは、最初のシーズンにトレブル(3冠)の原動力になり、在籍した3シーズンでプレミアリーグ3連覇を成し遂げた。次の3連覇のときはリオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチを中心とした強固な守備がストロングポイントだった。同じ93年生まれのマグワイアとともに鉄壁のディフェンスを築くことができれば、悲願のタイトル奪還は現実のものとなるだろう。

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