1007-浅野
【写真:Getty Images】



 日本代表は現地7日、カタールワールドカップのアジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦する。

【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 9月の2連戦を1勝1敗で終えた日本は、これ以上負けるわけにはいかない。絶対に勝ち点を落としてはならない極めて重要な一戦だ。しかし、大一番を前に攻撃陣は小さくない不安を抱えている。

 MF伊東純也は警告の累積による出場停止のため、サウジアラビア戦でプレーすることができない。また、MF久保建英は負傷で今回の日本代表メンバーから外れており、現地6日にはMF堂安律の負傷離脱も決定。

 これまで日本代表の右サイドを支えてきた貴重なアタッカーたちが、軒並みサウジアラビア戦に出場できないのである。

 現状の陣容を見ると、伊東や久保らのいない右サイドで先発起用が想定されるのはMF原口元気やFW浅野拓磨、FW古橋亨梧の3人だろうか。ただ、彼らのうち浅野と古橋は負傷から復帰したばかりでコンディションが万全とは言えないかもしれない。

 8月末に内転筋を痛めて約1ヶ月離脱していた浅野は、戦線復帰してからリーグ戦2試合に出場。直近の試合で先発起用され「コンディション的にはまだまだ上げていかないと、という段階ではありますけど、間違いなく上がってきている」と話していた。

 負傷箇所の状態に不安はないようだが、今季から所属するドイツ1部のボーフムでは無得点。それでも「自分が入ったら間違いなく自分のスピードを全力で生かしていきたい」「ピッチに立ったら動けなくなるまで動くしかない。そういう戦いを貪欲に表現できれば」と力強くサウジアラビア戦への意気込みを語っていた。

 一方、古橋は追加招集で今回の日本代表メンバーに入った。9月の中国代表戦で右ひざを痛めてしまったが、同月末に復帰。所属するセルティックでは公式戦2試合連続で先発起用され、ゴールも決めて日本代表合宿にやってきた。

 森保一監督は古橋に関して「最終的にはやはり試合の出場を見て決めようということで、追加招集ということになりました」と明かす。当初は10月シリーズに間に合わないと見られていたが、ぎりぎりまで状態を見極めたうえで追加招集に踏み切った。

 9月28日に行われた日本代表招集メンバー発表の場でリストに名前を入れる考えもあったというから、森保監督から古橋への信頼は厚いと見ていいだろう。これまでは1トップや左サイドで起用されることが主だったが、サウジアラビア戦で右サイドに抜てきされる可能性も十分にありそうだ。

 古橋は「攻守において運動量を上げて、守備ではハードに、攻撃では得意である裏抜けだったり、駆け引きで相手のディフェンスラインを下げて、ゴール前にどんどん入っていけたら」と、自らの武器を生かしてチームに貢献する姿を具体的に思い描いている。「与えられたポジションで結果を残すことが大事」と、どんな役割でも全力を尽くす覚悟だ。

「こういうときだからこそ、僕個人としてはプレッシャーを楽しめたらなと思っています。とにかく僕はやらないといけない。自分のプレーを出すことでしかチームに貢献できないし、後がないと思っているので、とにかくチームが勝つために、みんなが笑顔になれるように、日本代表はすごいなと思ってもらえるようなプレーをしなければいけないと思います」(古橋)

 最大約6万人の観客が詰めかける完全アウェイの大一番で、攻撃の鍵となる右サイドに誰を選ぶか。経験値の高い原口か、それとも負傷明けというリスクもある一方で貴重な爆発力を秘める古橋や浅野に託すか。森保監督の決断に注目したい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

新着記事

↑top