DF紹介

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【写真:Getty Images】



リリアン・テュラム(元フランス代表)
生年月日:1972年1月1日
在籍期間:01年夏~06年夏
クラブ通算成績:204試合1得点5アシスト
代表通算成績:142試合2得点9アシスト

 フランス代表としてワールドカップ制覇も経験した名DFだ。2001年にジャンルイジ・ブッフォンと共にユベントスへ加入すると、1年目からレギュラーとして活躍。本職はセンターバックだが、同クラブでは右サイドバックとして起用されることも多かった。結果的に2006年夏までの5年間、白と黒のユニフォームを身に着け、公式戦204試合に出場。クラブの外国籍DFとしては史上5番目の成績だ。

 圧倒的に高い身体能力を武器にFWを無力化するイメージが強いかもしれないが、実はかなりのインテリであり、鋭い読みや正確なポジショニングで相手を上回ることも多かった。だからこそ、守備大国であり戦術大国でもあるイタリアで長く活躍できたと言えるだろう。ちなみに、ユベントスで記録した唯一のゴールというのが2002/03シーズンのセリエA第9節ミラン戦のものとなっている。

ファビオ・カンナバーロ(元イタリア代表)
生年月日:1973年9月13日
在籍期間:04年夏~06年夏、09年夏~10年夏
クラブ通算成績:128試合7得点1アシスト
代表通算成績:136試合2得点2アシスト

 インテルでは監督との確執により評価を落としたが、2004年に加入したユベントスで見事復活。パルマ時代にも共闘したジャンルイジ・ブッフォン、リリアン・テュラムらと強固なディフェンスを築き上げ、2004/05シーズンには最少失点でのセリエA優勝に大きく貢献していた(後に優勝剥奪)。最終的に在籍期間は計3年と少なかったが、観る者に与えたインパクトはそれ以上のものがあった。

 身長175cmとセンターバックとしてはかなり小柄な部類に入っていたが、そのハンデを感じさせないほど対人戦に強く、常に相手より先にボールへ触れるなど飛び抜けた瞬発力も兼備。大柄で圧倒的に強い選手のみがCBを務められるという、一種の固定概念を見事に打破した人物と言ってもいいだろう。バロンドールを受賞したので改めて言うまでもないが、記憶に残る守備職人であった。

ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表)
生年月日:1984年8月14日
在籍期間:05年夏~
クラブ通算成績:541試合36得点24アシスト
代表通算成績:114試合8得点4アシスト

 現在もユベントスでプレーし続けるレフティーをファビオ・カンナバーロの相棒に選出した。2005年にローマから加入して以降一度も他チームへ移籍することなく、ここまでクラブ史上4位となる公式戦541試合に出場。低迷期を知るだけでなく、セリエAの9連覇すべてを経験した唯一の人物でもあるなど、この男はまさにビアンコネロと共に成長を遂げてきた。サポーターからの人気も当然高い。

 闘争心を前面に押し出したパワフルかつタイトなディフェンスで相手FWを潰す能力はワールドクラス。とくにレオナルド・ボヌッチとのコンビは鉄壁であり、過去には名将ジョゼ・モウリーニョから「ボヌッチとキエッリーニはハーバード大学でCBになるための講義を担当できる」と大絶賛されている。そんなCBは今夏、ユベントスとの契約を2023年まで延長。冒険はまだまだ続いていく。

ジャンルカ・ザンブロッタ(元イタリア代表)
生年月日:1977年2月19日
在籍期間:99年夏~06年夏
クラブ通算成績:296試合10得点17アシスト
代表通算成績:98試合2得点5アシスト

 22歳でユベントス移籍を掴み取ったイタリア屈指のDFだ。当初は攻撃的ポジションを担っていたが、在籍4年目に転機。ワールドカップで負った怪我が響いて2002/03シーズンのスタートダッシュに失敗し、その間にマウロ・カモラネージがスタメン定着したことでマルチェロ・リッピ監督によって左サイドバックへとコンバートされている。するとこれがハマり、以降DFとして名を上げていった。

 右利きだが左足のレベルも高く、そこから繰り出されるクロスの精度も素晴らしかった。左SBにすんなりとフィットできた要因の一つとも言えるだろう。また、当初はディフェンス面に問題ありとみられていたが、プレータイムを重ねるにつれそのウィークポイントを着実に解消。より安定感あるプレーを示すようになるなど非凡な適応力をみせ、ユベントスを後方からサポートし続けていた。

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