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ベトナム代表の実力は? ここまでのアジア予選を振り返る。タイ代表を押しのけて突破、日本代表が注意すべきは…【W杯アジア最終予選】

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】



 日本代表は11日、カタールワールドカップアジア最終予選でベトナム代表と対戦する。ベトナム代表はここまで4連敗と苦しんでいるが、すでに2敗を喫している日本代表にとっては、油断が入り込む余地はない。

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 ベトナム代表は今回、初めて最終予選進出を果たしている。2次予選ではタイ代表、マレーシア代表、インドネシア代表という東南アジアのライバルに加え、UAE代表と同居。アウェイで行われた初戦でタイ代表を相手に勝ち点1を掴むと、そこから3連勝している。タイ代表にはホームでも引き分けと健闘し、敗れたのはアウェイのUAE代表戦のみ。首位UAE代表に勝ち点1差の2位につけ、最終予選進出を決めている。

 とりわけ、タイ代表戦との2試合を2引き分けとしたのが予選のターニングポイントとなった。初戦ではチャナティップやティティパン、ティーラトンといったJリーガーを起用したタイ代表に対し、アウェイのベトナム代表は守り抜いた。

 第6節での再戦は、首位のベトナム代表と2位につけるタイ代表による首位攻防戦となった。前半には後にセレッソ大阪に加入するGKバン・ダン・ラムがティーラトンのPKをセーブする活躍を見せる。後半にもファインセーブを見せたバン・ダン・ラムを中心としたベトナム代表の守備陣は、タイ代表を無失点に抑えた。ホームでゴールを決めることはできなかったが、結果的に価値ある勝ち点1を持ち帰っている。

 2次予選は10試合でわずか5失点と堅守が光った。4連敗で最下位に沈む最終予選では失点を重ねているが、守備陣が力を発揮できれば接戦に持ち込むこともできるだろう。4試合でわずか3得点の日本代表にとって、アウェイでの試合は厳しい展開になるかもしれない。

【了】

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