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37歳長谷部誠、さらなる現役続行も? 「ピッチにいると全く違う」「まだ続ける兆しがある」と独紙

text by 編集部 photo by Getty Images

長谷部誠
【写真:Getty Images】



 37歳となった現在も質の高いプレーを見せ続けるフランクフルトの長谷部誠が、現地ドイツメディアの絶賛を受けている。来季以降も現役を続行する可能性があるという見方も出てきているようだ。

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 フランクフルトは21日に行われたブンデスリーガ第12節の試合でフライブルクと対戦し、現在3位と躍進中のチームに対して2-0の完封勝利。長谷部と鎌田大地も先発フル出場で勝利に貢献したが、特に長谷部は高い評価を受けている。

 独誌『キッカー』では長谷部に「2.5」(ドイツでは1から6までで数字が小さいほど高評価)と高めの採点をつけ、今節のベストイレブンにも選出。地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』もチーム内で高パフォーマンスを見せた選手の一人として評価していた。

 独紙『ビルト』も22日付記事で長谷部を絶賛。フライブルク戦のフランクフルトは上位相手に勝利を収めただけでなく「久しぶりに良いサッカーをした」と評し、その要因は3試合ぶりに先発した長谷部の存在による部分が大きいと分析している。

「(長谷部が)ピッチにいると全く違った。全てがより軽やかに、よりエレガントに見えた」と同紙は述べる。精度の高い配球やプレーに対する姿勢を通して周囲の選手たちに好影響を及ぼすとして、「日本のベテランは全員をもっと良くする」「グラスナー(監督)のサッカーに必要」だとしている。

 フランクフルトのマルクス・クレッシェSD(スポーツディレクター)も長谷部を手放しで称賛。「非常にクオリティーの高い選手だ」「ハセは若い選手たちを指導し、経験を生かして彼らを助けている。だからこそ非常に重要だ。年齢は関係ない」とコメントしている。

 来年1月で38歳となる長谷部は、ここ数年は毎年のように引退の可能性も噂される。だが「現時点では長谷部の道のりがまだ続いていくという兆しもある。今の調子ならアイントラハト(フランクフルト)にとって欠かせない存在だからだ」と独紙は現役続行への見通しも示している。

【了】

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