植田直通
【写真:Getty Images】



 日本代表は27日に予定されているカタールワールドカップ・アジア最終予選の中国代表戦に向けて合宿を開始した。

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 今回の活動に向けた大きな不安材料は、DF吉田麻也とDF冨安健洋が揃って負傷離脱中であることだ。主力のセンターバックを2人とも欠いた日本代表は、ワールドカップ出場権獲得に向けて極めて重要なホーム2連戦に挑む。

 彼らの代役候補の1人として期待されるDF植田直通にも、不安がないわけではない。フランスメディアの報道によれば、家族が新型コロナウイルス陽性と判定された影響で濃厚接触者として一時隔離され、年始のリーグ戦を欠場。

 その後、所属するニーム・オリンピックで大規模な新型コロナウイルスのクラスターが発生してリーグ戦2試合が延期に。1月は公式戦で一度もプレーできていない状況で日本代表に合流することとなった。

「(昨年末に)中断する前までは試合ができていたんですけど、(新型コロナウイルス陽性者の)濃厚接触者になってしまい、チームの練習にも参加できず。1人で家の中とかで練習していて、その後は練習に復帰できたんですけど、チームの中で(新型コロナウイルスの)クラスターが起きてしまって、今年はまだ試合ができていない状況です」

 それでも植田は「チーム内で練習試合はできていて、意識高くやれていたと思うので、自分のコンディションは問題ないと思うし、ここに来たからにはしっかりやりたいと思います」と意気込みを語った。

 今季はニームでフランス2部リーグの17試合に出場し、主に4バックの右センターバックとしてレギュラーとしての立場を確立している。しかし、昨年11月は日本代表メンバーから外れるなど、苦しい時期もあったという。

「11月の時点で試合には出ていたんですけど、自分の良さが全然出せていないなと思いつつ、『どうやったら楽に勝てるんだろう』ということばかり考えていて。そういったことは大事じゃないなと突然気づかされたというか、試合の中で感じることがあって。自分の良さを出すにはもっとガツガツいかなきゃなと改めて思い知ったというか。

そういったプレーをすることが増えて、自分の良さも出せるようになってきたし、最近はそういうプレーをするからこそ試合を楽に運べるなとまた改めて感じられています。コンディションもかなり上がってきていると思うので、最近は試合ができていないんですけど、問題はないと思います」

 ニームは昨年10月のリーグ戦4試合で1分3敗、さらに9失点と苦しんでいた。だが、11月に入って植田の意識が変わるのと同調するようにチーム状態が上向き、年末までの5試合を3勝2敗と勝ち越している。その間は5失点と守備面に大きな改善が見られた。

 日本代表では昨年9月のアジア最終予選の初戦・オマーン戦で敗戦に直結する失点に関与してしまい、その後は出番を得られていない。だが、今なら当時とは違った姿を見せられると植田は確信しているようだ。

「今まで出ていた選手がいる、いないに関係なく、この2試合は大事になると思いますし、ポジションに関係なく全員がいい準備をしていると思います。僕もニームでいいコンディションを保てていると思いますし、誰が出ても問題ないと思いますし、自分も試合に向けてしっかり準備をしていきたいと思います。自分が出たときはしっかり結果を残せるようにやっていきたいと思います」

 中国戦で植田に名誉挽回のチャンスは訪れるだろうか。ワールドカップ出場権獲得に向けて極めて重要な試合で勝利に貢献できれば、代表キャリアにおける大きな節目にもなるはずだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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