守田英正
【写真:Getty Images】



 日本代表は来月1日に行われるカタールワールドカップアジア最終予選のサウジアラビア代表戦に向けて調整を続けている。

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 ポルトガル1部リーグのサンタ・クララに所属するMF守田英正は、昨年10月に新システム4-3-3が採用されてから日本代表の絶対的な軸となりつつある。27日に行われた中国代表戦でも先発フル出場で2-0の勝利に貢献した。

「出場機会をもらっているというものありますし、チームを勝たせられている充実感は間違いなくあります。自分の仕事のタスクとしては中盤として90分ハードワークして、守備を頑張ってという感じなんですけど、攻撃に厚みをつけてアクセントを加えないといけないというのはずっと思っています」

 中国戦から一夜明けた28日にオンラインで取材に応じた守田は、日本代表でのプレーに手応えを感じつつも、同時に課題も認識している現状を語った。

「そこ(攻撃にアクセントをつけること)に関して言えば、以前よりはできたかなという部分も多少は見られると思うんですけど、細かいミスだったり、タッチミス、パスミス、最後のペナルティエリアでの質や回数はまだ、そこまで目を見張る物ではないと思うので。そこの違いは見せられていないかなと思います」

 川崎フロンターレ時代は主に中盤のアンカーとしてプレーして対人の強さや守備力を高く評価されてきた守田は、ボランチとしての明確な理想像を描いている。そして「ざっくり言えばチームメイト、監督から信頼される選手が一番大事になってくると思います。だからこそボールが僕のところに集まってくる」と日本代表で重要な存在となるためにさらなる成長を追い求めている。

「今はボランチだと攻撃も守備も全部できないといけない。対海外の選手となると、高さやパワーで負けていられないので、簡単な競り合い1つ取っても勝ちきったり、どっちのボールになるかわからないところをマイボールにしたり。あとはしっかりスルーパスを通すとか、シュートを決める。全部できないといけないと思っていて。

となると、そこに基準を設定しているから、自分にまだまだ物足りなさを感じますし、だからこそもっと伸びしろがあって、伸びていくんじゃないかという期待もあります。今は充実感がありながらも、もっともっとという意欲の方が強いです」

 理想とするのは攻撃も守備も完璧にこなす“全部盛り”のボランチだ。現代サッカーでは“10番タイプ”と呼ばれるような攻撃のチャンスメイクのみで圧倒的な能力を発揮する選手は絶滅危惧種となり、どのポジションでも満遍なく高い水準が求められるようになっている。特にボランチは多種多様なスキルを備えてこそ、トップレベルを極められるポジションだ。

 そして、“全部盛り”を実現して日本代表を引っ張っていく。そうした中心選手としての自覚は、守田の中で非常に強くなってきているという。

「間違いなく自分が日本代表を引っ張っていく1人としての自覚は持っていますし、以前から持ってました。今回は(吉田)麻也くんやトミ(冨安健洋)がいない中で、世間的にはやっぱり少し不安になるようなイメージが強いと思うので、そういうのを払拭するというか、大丈夫だって見せつけたい。

チームとして自信もある。自分が中心となって、チームを勝利に導くような立場になってきて、そういう自覚もあるので。今はどんどんそういう立場として信頼をもらえていると思います」

 サンタ・クララに移籍した2021年に入ってから、守田の日本代表における存在感は急速に大きくなった。そして、森保一監督からの信頼も試合を重ねるごとに厚くなっている。来月1日のサウジアラビア戦でも、アウェイで敗れた前回対戦のリベンジに貢献する守田の攻守両面における八面六臂の活躍を見たい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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