伊東純也、有言実行の大活躍。圧巻の最終予選4戦連発「シュートは打たなきゃ入らない」【W杯アジア最終予選】

2022年02月02日(Wed)8時30分配信

photo Shinya Tanaka
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伊東純也
【写真:田中伸弥】



 サッカー日本代表は1日、カタールワールドカップのアジア最終予選でサウジアラビア代表に2-0の勝利を収めた。

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 昨年10月のオーストラリア代表戦から無傷の5連勝。さらにアジア最終予選での5連勝は日本サッカー史上初の快挙だ。日本代表は3戦2敗というアジア最終予選序盤の苦境を乗り越え、ワールドカップ出場権獲得目前まで迫っている。

 この快進撃をけん引したのはMF伊東純也に他ならない。先月27日の中国代表戦でアジア最終予選3試合連続ゴールを達成しチームを勝利に導いた韋駄天は、サウジアラビア戦前日のオンライン取材の中で「勝つためにゴールに絡めればいいと思いますし、次も自分が決めて勝てれば一番いいかな思います」と話していた。

 サウジアラビア戦でも、まさに有言実行の活躍で日本代表に勝利をもたらした。伊東は32分にMF南野拓実のゴールをアシストすると、50分には自らゴールネットを揺らして勝ち点3を手繰り寄せた。

 アジア最終予選での4試合連続ゴールはMF原口元気に並ぶ日本代表記録でもある。「試合中はそんなに考えていなかった」と記録を意識せず戦っていたという伊東は「チームが勝つために最善をやろうと思っていたらたまたまゴールできて、勝てたのでよかったです」と控えめだった。

 しかし、今や右サイドが日本代表の大きな武器になっているのは誰もが認めるところだろう。圧倒的なスピードと、それを生かした突破を単独で止められるDFはアジアにいないことを結果で証明し続けている。

 サウジアラビア戦のアシストも狙い通りの形だった。試合前に「いままでの相手よりボールを握られると思うので、握られたときの攻守の切り替えで背後のスペースを突いていけたらいいと思います」と語っていた通り、カウンターで右サイドを破って南野のアジア最終予選初ゴールを演出した。

 相手の攻撃的な左サイドバックの背後には広大なスペースがあり、「相手の左サイドがストロングポイントで、攻めてくるのはわかっていたので、うまく裏返せればいいと思ってました」と伊東は振り返る。

「ワンタッチで酒井(宏樹)くんに落とした時にサイドバックが自分についてきていたので、そのまま流してもらおうと思った」とスペースを狙ったパスに抜け出し、カバーにきた相手のセンターバックも「うまく入れ替わることができた」とスピードでぶち抜いた。

 そして「サコくん(大迫勇也)と(南野)拓実が見えたので、うまくあそこに入れれば決めてくれるかなと思って、マイナスに折り返したら拓実がうまく決めてくれた」と、互いにチャンスの少ない展開で欲しかった先制点をお膳立てした。

 1点リードで迎えた後半の立ち上がりには、スーパーゴールを決めた。これもMF遠藤航が高い位置でボールで奪ったところからのカウンターで南野を経由して左サイドに展開し、DF長友佑都からのパスをコントロールした伊東が右足一閃。強烈なシュートがゴール左上角に突き刺さった。

「シュートは打たなきゃ入らないんで思い切って打とうと思って、ファーにふかさず打とうと思ったら、いいところにいきました」

 伊東は「あのシュートは個人的には半分ラッキー」と謙遜するが、思い切って足を振ったからこそ生まれた価値ある追加点だった。

「出してほしいタイミングでパスを出してもらえていますし、周りがうまく自分のところで1対1を作らせてくれたり、いいタイミングで酒井くんがオーバーラップしてシンプルに(自分を)使ってくれてチャンスを作ったのもありますし、そういう自分がいくところと周りを使うところがうまく連係できているかなと思います」

 チームメイトたちは伊東にボールを持たせれば何かが起きると信じているからこそパスを出し、伊東自身は周囲からの信頼を感じながらのびのびと持ち味を発揮することができている。この好循環が日本代表に勢いをもたらしていることが、4試合連続ゴールという形で証明された。

 森保ジャパンは史上初の最終予選5連勝を達成し、3月のオーストラリア代表戦に勝てばカタールワールドカップ出場が決定するところまできた。伊東も「(最終予選の)最初の3試合で2敗してしまって難しい状況でしたけど、みんなが諦めず一丸となってやったからこそ、近づいてきてるのかなと思います」と大舞台にあと一歩まで迫っていることを実感している。

「まずクラブに戻ってしっかり結果を出して、また代表に呼ばれたらしっかりそこでも結果を出したい」と意気込む伊東のさらなるゴールと躍進に期待は高まるばかりだ。アウェイで行われるオーストラリア戦でも右サイドを爆走する背番号14が日本代表を勝利に導いてくれるに違いない。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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