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史上最強のMF陣!? サッカー日本代表、快進撃の原動力。アジアでは敵なしの凄さとは?【W杯アジア最終予選】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



 サッカー日本代表は1日、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選でグループB首位のサウジアラビア代表と対戦し、2-0で勝利。ワールドカップ出場に王手をかけた。

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 2021年9月から行われているアジア最終予選を1勝2敗と、日本代表は厳しいスタートを切った。だが、同年10月のオーストラリア代表戦でフォーメーションを4-3-3に変更。ホームで劇的な勝利を収めると、そこからアジア最終予選初となる5連勝を達成している。

 窮地の日本代表を救い、ここまでの快進撃を起こせている最大の要因となっているのは、中盤を支配する3選手の存在だ。

 攻撃のタスクを振る田中碧、ボックス・トゥ・ボックスで攻守を支える守田英正、相手の攻撃の芽を摘み取る遠藤航と、欧州リーグで活躍するこの3選手は中盤支配。バランスの取れた連係で試合をコントロールし、日本代表を勝利に導いている。

 その中盤の一角を担う守田はサウジアラビア代表戦後、田中との連係について「インサイドハーフの左右のポジションに関しては、話し合ってあえて変える時もあります。碧の方が後ろに下りたり、相手を正面に立たせた上でのビルドアップが上手いので、自分は中盤3人の中でちょっと高い位置を意識してやってました」と話した。

 またボランチを担う遠藤は「距離感は常に意識していて、誰がディフェンスラインからボールを受けて前につけるのか、そのあたりのバランスをうまく見ながらプレーできた」と、中盤3人の連係が良好であることを語っている。

  2人が話すように試合の中で臨機応変に修正できる対応力は彼らの強みで、グループBで首位に立つサウジアラビア代表も凌駕。日本代表ではこれまで中田英寿、中村俊輔、長谷部誠、遠藤保仁らそうそうたる顔ぶれがプレーしてきたが、彼らに優るとも劣らない存在感を見せている。もはやアジアでは敵なしと言っていいだろう。

 日本代表は3月に行われるオーストラリア代表に勝利すれば、ストレートでのワールドカップ出場が決まる。その重要な試合でも、中盤3人の活躍は勝敗の鍵を握る。

(取材:元川悦子、文:編集部)

【了】

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