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アーセナルに勝利をもたらしたアルテタ采配。またも退場で10人に、ピンチを救った男とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第24節ウォルバーハンプトン対アーセナルが現地時間10日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利している。年明け以降、アーセナルは公式戦5試合で2分3敗と苦戦していたが、前半に得たセットプレーのチャンスからゴールを奪い、2022年初勝利をあげた。復帰が噂されていた冨安健洋だが、今節も負傷の影響で欠場している。(文:安洋一郎)


念願の2022年初勝利

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【写真:Getty Images】

 「我々は何とか持ちこたえて勝利することができた」

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 試合後、勝利したアーセナルのミケル・アルテタ監督のコメント通り、アーセナルはウルブスの猛攻に耐えて価値のある勝ち点3を手にした。

 現地時間10日、インターナショナルマッチウィークが明け、欧州カップ戦出場権争い中の8位ウォルバーハンプトン(以下ウルブス)と6位アーセナルによる直接対決が行われた。なお、1月20日に行われたカラバオカップ準決勝リバプール戦で負傷した冨安健洋は今節もメンバー外となっている。

 これまでの冨安欠場時はベン・ホワイトがCBから右SBへとポジションを移し、ロブ・ホールディングがCBに入る機会が多かったが、今節はセドリック・ソアレスが冨安の代わりに右SBで起用された。

 冨安加入以降、プレミアリーグで初先発となったセドリックは序盤から積極的に攻撃参加するなど冨安不在の不安を感じさせないパフォーマンスでチームに貢献したいた。そして25分、セドリックがあげたクロスの流れから得たコーナーキックのチャンスをガブリエウ・マガリャンイスがゴールに結びつけてアウェイのアーセナルが先制に成功した。

 一方のウルブスは中盤の要であるジョアン・モウチーニョが今季プレミアリーグで初の欠場となったことも影響してか、前半はシュート5本と単調な攻撃に終わった。

 だが、後半のとあるワンプレーから、試合の流れは完全にウルブスへと傾く。

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