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久保建英 2年前

久保建英をもっと評価すべき! そのポイントとは? 決勝点演出だけではない成長【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第24節、マジョルカ対アスレティック・ビルバオが現地時間14日に行われ、3-2でホームチームが勝利している。日本代表MF久保建英は先発出場。終盤にはオウンゴールを誘発するなど勝利に大きく貢献し、キング・オブ・ザ・マッチに選出されている。(文:小澤祐作)


堅守のアウェイチームから価値ある白星

久保建英
【写真:Getty Images】

 アスレティック・ビルバオは、今季ラ・リーガでのアウェイゲーム13試合で失点数がわずか「5」しかなかった。そんな“鉄壁”を残留争い中のマジョルカが崩壊すると予想できた人は、果たしてどれほどいただろうか。

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 試合への入りはビルバオの方が良かったが、マジョルカはしっかりとした守備からシンプルな攻撃へ繋げることを繰り返し、徐々にリズムを掴んでいった。すると22分、パブロ・マフェオがファウルを受けPK獲得。これをサルヴァ・セビージャが冷静に決めて先制点奪取に成功した。

 マジョルカはその8分後、アンヘル・ロドリゲスにも得点が生まれスコアを2-0に。反撃を許さず、最高の形で45分間を終えることになった。

 しかし、ビルバオも力のあるチームで、そう簡単に試合を決めさせてはくれない。マジョルカは59分に1点を返されると、そのわずか2分後にも失点。お祭りムードから一転、ゲームを振り出しに戻されてしまった。

 それでも、マジョルカは最後の最後で意地を見せた。一進一退の攻防が続く中迎えた88分、久保建英のシュートがポストを弾き、GKウナイ・シモンの後頭部に当たってゴールイン。3-2と勝ち越しに成功したのである。

 マジョルカはこの1点を守り切り、昨年8月以来となるリーグ戦連勝を果たすことになった。また、今季のラ・リーガにおいて初めて2試合連続で複数得点をマークすることにもなっている。残留に向けて、また一歩前進したと言えそうだ。

 と、ここまで簡単に試合を振り返ってきたが、なぜマジョルカは守備自慢のビルバオから3点も奪うことができたのだろうか。

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