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トラブルメーカー? イタリアの問題児5人。バロテッリだけじゃない! 数々の悪行を犯した男たち

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アントニオ・カッサーノ

0220-カッサーノ
【写真:Getty Images】


生年月日:1982年7月12日
主な在籍クラブ:ローマ、レアル・マドリード、サンプドリア、ACミラン、インテル、パルマ、ベローナ
代表歴:39試合10得点4アシスト

 サッカー界のMr.問題児、アントニオ・カッサーノはワールドクラスの才能を持ちながらも数々の問題を起こし、トラブルメーカーとして有名になった。その騒動の多さから″Cassanata″(カッサナータ)というカッサーノのが起こした問題を現す単語まで作られたほどだ。

 カッサーノの問題児ぶりは、在籍したどのクラブでも散見された。ローマやレアル・マドリードでは夜遊びを繰り返し、監督との口論は日常茶飯事だったようだ。「王様」として君臨していたサンプドリアでは、08/09シーズンには審判に対して激怒し、脱いだユニフォームを投げつけて長期間の出場停止処分が下された。さらに、2010年にはサンプドリア会長と口論を繰り広げたことで、同クラブを去ることになってしまった。

 その後加入したACミランやパルマでは問題行動も少なく、その才能を発揮した。更生したかに思われたが、2015年に復帰したサンプドリアでは再びクラブ役員と激しい口論を繰り広げた。これによりクラブから契約解除を通告されたが、カッサーノはこれを拒否して残留。強行手段に出たことでトップチームから追放され、クラブ施設の使用も制限された。試合での活躍よりも問題行動の方が目立つキャリアとなったが、引退後はサッカー解説者として活動しており、今ではイタリアサッカー界のご意見番として人気を博しているようだ。

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