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トラブルメーカー? ブラジルの問題児5人。世間を賑わすスーパースター、Jリーグでもプレーした悪童とは?

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ロマーリオ

ロマーリオ
【写真:Getty Images】


生年月日:1966年1月29日
主な在籍クラブ:PSV、バルセロナ、フラメンゴ、バレンシア、フルミネンセ
代表歴:70試合55得点5アシスト

 ブラジルが生んだ史上最高のストライカーの1人、ロマーリオはキャリアを通してゴールを量産。1994年にはブラジル代表をワールドカップ優勝に導くなど、実力はまさに世界最高だった。だが、その一方では悪童や問題児としても有名である。

 1998年から在籍したPSVでは、在籍5年間で4度のリーグ得点王を獲得。公式戦167試合165得点という驚異の数字を残した。その活躍により、1993年にはバルセロナへ移籍を果たした。だが、試合では度々荒いプレーが見られた。1994年にカンプノウで行われたセビージャ戦では、現アトレティコ・マドリード監督のディエゴ・シメオネに左ストレートを見舞い、一発退場となる衝撃の事件を起こした。

 その後、1995年にはフラメンゴに移籍すると、チームメイトを殴った相手選手に対して蹴りをくらわせて退場。1997年にはバレンシアに移籍し、欧州リーグへ復帰したが、監督と激しい口論を繰り広げてフラメンゴに復帰している。どのクラブでも凄まじい活躍は見せていたが、同時に監督との対立は止むことがなかった。

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