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トラブルメーカー? ブラジルの問題児5人。世間を賑わすスーパースター、Jリーグでもプレーした悪童とは?

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アドリアーノ

アドリアーノ
【写真:Getty Images】


生年月日:1982年2月7日
主な在籍クラブ:フラメンゴ、インテル、ASローマ、アトレティコ・ミネイロ
代表歴:48試合27得点2アシスト

 2000年代半ばに活躍したストライカー、アドリアーノは18歳でプロデビュー。ロナウジーニョやカカらを擁し、「魔法のカルテット」と呼ばれたブラジル代表ではロナウドの相方を務めた。皇帝と呼ばれ、輝かしいキャリアを歩み出していたが、数々の問題行動によりそのキャリアは転落の一途を辿っていった。

 2001年に19歳でインテルに加入。強烈なシュートでゴールを量産した。しかし、2006年のドイツワールをカップ以降にパフォーマンスが急降下。ピッチ外でも夜遊びや乱闘事件、さらにアルコール依存症になるなど、サッカーどころではなくなったアドリアーノは、「プレーする喜びをなくした」と話して無期限休養を宣言したこともあった。

 アドリアーノは母国ブラジルで再スタートを切るが、素行は改善せず。リーグ戦で途中交代させられたことに不満を露わにし、練習を無断欠席。2008年にレンタルで加入したサンパウロでは相手DFへの頭突きをくらわせて退場、さらに度重なる規則違反により、給料が40%減額された。2011年に加入したコリンチャンスでは、練習態度や素行の悪さにより契約解除されている。

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