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トラブルメーカー? ブラジルの問題児5人。世間を賑わすスーパースター、Jリーグでもプレーした悪童とは?

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:エジムンド

エジムンド
【写真:Getty Images】


生年月日:1971年4月2日
主な在籍クラブ:パルメイラス、フィオレンティーナ、ナポリ、東京ヴェルディ、浦和レッズ、フルミネンセ
代表歴:37試合10得点3アシスト

 Jリーグでも活躍したエジムンドを覚えているだろうか。パルメイラスで頭角を表すと、16年間タイトルから遠ざかっていたクラブをリーグ優勝に導いた。その活躍により一躍有名となったが、攻撃的なプレースタイルと性格の同選手は、ブラジルきっての問題児としても有名だ。

 試合中に相手を蹴る、挑発するなどの行動が度々見られたエジムンドは、相手だけでなくチームメイトや監督とも幾度も衝突した。その態度が問題視され、パルメイラスでは契約を解除された。それでも素行の悪さは治らず、1996年に復帰したヴァスコ・ダ・ガマではカンピオナート・ブラジレイロ決勝1stレグでイエローカードを受け、次節の欠場が決定すると、審判に対して暴力を振るい、裁判沙汰にまで発展するトラブルを起こした。

 翌年にはフィオレンティーナへ移籍。ガブリエル・バティストゥータやルイ・コスタらとプレーし、一時はチームがセリエA首位にまで躍り出た。しかし、途中交代させられた試合で監督を罵倒。チームメイトとも口論を起こすなど、ブラジル時代と同様にチーム内での騒動が減ることはなかった。怪我人が続出してチームが正念場を迎えていた際には、「契約時の条件にあるから」と言ってカーニバル参加のためにブラジルへ帰国。問題行動は収まらず、2001年には再びブラジルに戻ることとなった。

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