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フォーカス 2年前

怪物だらけ…! フランス代表、最強の英雄5人。トレゼゲ、ピレス…驚異の力を持つ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ロベール・ピレス(アーセナル/フランス代表)

ピレス
【写真:Getty Images】



MF:ロベール・ピレス(アーセナル/フランス代表)
生年月日1973年10月29日(当時29歳)
03/04シーズンリーグ戦成績:36試合14得点9アシスト
フランス代表通算79試合14得点
フランス代表での主な出場大会:1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、UEFA EURO2000、2001年FIFAコンフェデレーションズカップ、2003年FIFAコンフェデレーションズカップ、UEFA EURO2004

 03/04シーズンに伝説的な強さを誇ったアーセナルにおいて、左サイドの支配者として絶大な存在感を放ったのがロベール・ピレスである。長髪をなびかせながら繰り出されるスピード溢れるドリブルや精度抜群のパス・クロスで世界中を魅了した。

 基本データはその03/04シーズン。36試合で14得点9アシストという圧倒的な数字を記録してアーセナルの無敗優勝の原動力となったシーズンである。

 能力値では、「スピード」「ドリブル」「パス」「テクニック」で90を超える世界最高峰の評価となっている。当時のフランス代表、アーセナル共に左サイドでの存在感は圧倒的。どちらもピレスと共に最強の称号を手にし、ピレスを失うと共に低迷したのは偶然ではないだろう。

 一方で、「フィジカル」は65と低い評価となった。大小含めて常に負傷の影がちらつくタイプであり、02年日韓大会は靭帯断裂によって欠場。この大会を王者として迎えたフランス代表はグループリーグ敗退という屈辱を味わうが、それはジネディーヌ・ジダンの負傷に加えてピレスの不在が原因とも言われている。それほどに重要な選手だったということである。

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