前田大然が払拭したセルティックの悪夢。ポステコグルー監督の精神を理解する男が与えた脅威【分析コラム】

2022年03月07日(月)13時25分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース

 スコティッシュ・プレミアシップ第30節が現地6日に行われ、セルティックはリヴィングストンに3-1で勝利を収めた。ただの1勝を超える意味を持った試合で、セルティックを勝ち点3獲得に導いたのはFW前田大然だった。(文:舩木渉)



セルティックがリヴィングストン戦を苦手とする理由は…

 セルティックには今季のリーグ戦で一度も勝てていないクラブが1つだけあった。それは現地6日に対戦したリヴィングストンである。

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 昨年9月19日の今季初対戦時はアウェイで0-1の敗戦となった。これはセルティックにとって最後に敗れたリーグ戦でもある。そして10月30日に行われた2度目の機会は、ホームで0-0のスコアレスドロー。スコティッシュ・プレミアシップのレギュラーシーズンは3回総当たりのため、1分1敗で今季最後のマッチアップを迎えることとなった。

 セルティックにとってリヴィングストンの本拠地トニー・マカロニ・アリーナは鬼門でもある。最後に勝った試合を探すと、2006年3月26日まで遡らなければならない。それからリヴィングストンが低迷していたため長く対戦機会はなかったが、2018/19シーズンに1部リーグ復帰を果たして以降は5試合で3分2敗という成績になっていた。

 苦戦する理由はいくつかある。1つはトニー・マカロニ・アリーナのピッチが人工芝であることだ。今季のスコットランド1部リーグでは唯一の人工芝ピッチであり、アウェイクラブの選手たちは日頃ほとんど触れることのない質の地面に適応しなければならない。

 2つ目の理由はピッチの大きさにある。トニー・マカロニ・アリーナのピッチは縦98メートル×横69メートルとなっており、国際規格の縦105メートル×横68mよりもかなり小さくなっている。

 収容人数約9500人の一層式スタンドがピッチと非常に近いことも相まって、選手たちにはゴールが余計に近く見えるはずだ。空間感覚の狂いは、プレーに影響を及ぼしかねない。セルティックの選手たちは、こうした環境面の違いで“アウェイ”を感じながらプレーし、苦しんできたのではなかろうか。そして、なかなか勝てないことで「苦手意識」が醸成されてきたとも考えられる。

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