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久保建英が「嫌い」なものとは? 頼もしすぎる20歳の偽りなき本音、サッカー日本代表戦はピッチ状態も難敵?

text by 編集部 photo by Getty Images

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久保建英
【写真:Getty Images】



久保建英が頼もしすぎる

 サッカー日本代表は24日、カタールワールドカップアジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する。



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 当日の天気予報は大雨。23日にオンラインで取材に応じたMF久保建英は、雨でのサッカーについて聞かれて「嫌いですね」と即答した。そして、こう続ける。

「あんま楽しくないというか、グラウンドがグチャグチャになったりして、どうしてもロングボールに(頼りがちに)なったり、お互いに目指しているサッカーができないと思いますし、大事な試合をするなら最高のコンディションでやりたい」

 偽りない本音だろう。しかし、「天候は僕が望んだところで変わるわけではないので、しっかり自分たちの試合に集中したいと思います」と久保は気を引き締める。ピッチコンディションも難敵かもしれないが、それに左右されていては目の前の相手に勝つことはできない。

「雨が降ってもドリブルには自信を持っていますし、雨が降ったくらいでドリブルがズレていたらサッカーやっていられないので。それができないくらいのグラウンドだったら、もしかしたら試合中断もあるかもしれないですし。雨が降ったからといって自分のやることはそこまで変わらないです」

 さすが久保である。ワールドカップ出場権獲得がかかった大一番に向けてこの落ち着きよう。オーストラリア代表戦に向けて緊張も「あまり感じないですね」と言い切る。さらに「今のところ重い空気感はないですし、みんないつも通り代表に合流して、大事な試合であることは確かですし、しっかり気持ちを作っていっているのかなと思います」とも述べた。万全の準備ができているようだ。

 昨年10月に日本代表が勝利したホームでのオーストラリア戦を、久保は負傷のために欠場していた。だが、「前回と今回とで、僕たちの置かれている状況も、相手の置かれている状況も違うので、前回の戦いを参考にするより、全く違う試合になると思います」と予想する。

 日本代表は引き分けでもワールドカップ出場に望みをつなげるが、久保曰く「お互いに後がない状況」で、「(試合の)入りも厳しいものになると思います」とタフな試合展開をイメージしている。

 だからこそ「相手は90分保とうというより、ホームの声援の後押しも受けてどんどんギアを上げてくる。僕も何回か、相手のサポーターも含めて難しいアウェイを経験しているつもりですけど、それ以上のものが待っていると思います」と気を引き締めていた。

「代表に限っていえば、これがゴールではないですし、このあとまだ先にある中で、次につながる試合だと思うので、次につなげられるようにみんなでいい準備をしたいなと思います」

 久保が言う「次」とは、つまりカタールワールドカップのことだろう。彼がいれば大丈夫なのではないかと安心してしまう。心強すぎる20歳だ。

【了】

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